長岡生コンクリート
ポータルサイト生コンでは随時生コンに関連する情報を生コンブログに載せて発信いたします。
その他、運営会社長岡生コンクリートからのお知らせなど、生コンブログをよろしくお願いします!

2019/09/16

情報発信時代に突入した生コン産業(週刊生コン 2019/09/16)

情報発信時代に突入した生コン産業(週刊生コン 2019/09/16)

この度150号の記念すべき節目を迎えたNR Timesもそう。こうして毎週だれが読んでるのかもわからないまま発信される週刊生コンもそう。DMもメルマガも、SNSも、ブログの全ては無駄弾じゃない。ものづくりのラストマイルの価値を解放する!



「おかげさまで150回!」生コン屋さんの情報発信とその軌跡(奇跡)|NR Times Vol.150

https://www.nr-mix.co.jp/topics/150nr_times_vol150.html

始まりは12年と6ヶ月前。

生コンが市場と顧客に届くための流通は完全に整備されている。

でも、ちょっと生コンから逸れたらどうなる?

セメント・生コン産業が総出で売り出した1DAY PAVEは今どうなってる?

透水性コンクリートや、ワイヤーメッシュが要らない生コン、はたまたカラーコンクリートや再生リサイクル生コン。

これまでの流通が扱わなかった「ちょっと」新しい生コンは多くの人が気合を入れて売り込んでもちっとも売れない。

嘘みたいに売れない。


組合、登録販売店制度が構築した流通はJIS製品(従来の生コン)を市場と顧客に届ける流通構造としては機能して来た。


1DAY PAVEは?

どこ行っちゃったの?

あれだけ業界新聞各紙で取り上げられ(まあ、一般の人は読んでないけれど)、業界団体を挙げてあちこちで見学会を開催し、国交省などを役員たちが訪問して売り込んだ1DAY PAVEは今どこ行っちゃったの?


これが、生コン産業と情報発信の関係性のリアルだと思う。

悪口ではない。

既存枠組みでは生コンの本当の価値は市場と顧客には届かないのだ。

そこには既存流通ではない新しい枠組みが必要ということ。



「施工しないと取り残されます」透水性コンクリートほか【生コン】先端技術説明会 in 〜〜(DM原案)

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/_in_dm.html

一方、業界団体からは一切黙殺され既存流通にも全く認知されてこなかった透水性コンクリートはどうだろう。

12年と6ヶ月前の独自の情報発信に端を発し、生コンアライアンス、WEBサイト、メルマガ、SNS、DM、広告、ありとあらゆる情報ツールを駆使してわかりかけて来た。

生コン業界で目立ったり話題になっても意味ない

そもそも、生コン業界は市場でも顧客でもないということだった。

(もちろん、市場と顧客に届くための流通構造のピースではある)

これは悪口ではなくて真実なのだが、いわゆる業界新聞に広告(製品の購入を促す類のもの)を出して売れた試しがない。

そもそも業界新聞やそこに掲載される広告の役割はそれではない。

ここに気づくまでに非常に遠回りをした。

業界うちでちやほやされたり有名になったりするのと、製品や価値が市場と顧客に評価され結果「売れる」こととの間にはまったく因果関係がなかったのだ。



関東を中心に普及が加速!!(月刊透水性コンクリート Vol.27)

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/_vol27.html

市場と顧客に届けるためのプロセスというものが厳然としてある。

生コン工場に売り込んでもまるで意味がない。

そして施工者だけに売り込んでも全く意味がない。

「そんな製品があるんだ、すごい」

「1ヶ月前に来てくれたら買ったのに」

売り込んだ相手からのこうした反応は全てまやかしだ。

彼らは絶対に買わない。

ましてや売り込んだら絶対に売れない。

あなたは売り込まれて嬉しいと思ったことがあるだろうか。

家族や友人知人に片っ端から生命保険を売り込んだらどうなるか。

「市場と顧客」

という存在と、

「友人や知人」

は全く別次元であることを認識しなければならない。

でなければいつまで経ってその命がけで作り生み出した製品は売れない。

これが、真実だ。



とまあ、久しぶりに変なテンションになって論旨を展開して来たが上記文章を読んでも「悪口」とか「批判」にしか感じられないかもしれない。

なんで命がけで情熱を込めて作った製品が全く売れない一方、まったく気合を入れてない大企業の製品がよくもないのに売れるのか。

この問いが重要だ。

根性や努力では永久に超えられない壁。

生コンという文脈から情報発信を12年と半年続けてきて今わかったことがある。

1DAY PAVEは永久に売れないが、ドライテックはこれから火のように売れるだろう。

そこには理由があるのだ。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士