2020/08/31
いよいよ《世間》に見出された生コン屋さん達の価値(週刊生コン 2020/08/31)

透水性コンクリートは15年携わっている。今、生コン産業に身を置くほとんどの人が生まれていなかった70年ほど前に始まった産業生コンBtoB。インターネット、そして企業間連携。テレビ、新聞、アパレルブランド、ビジネスモデルアワードetc。あらゆる媒体を通じていよいよ世間BtoCに見出された生コン屋さん達の価値(週刊生コン 2020/08/31)。
【京都】「ドライテック・・・覚えておこう」スマイル・せやねん・ガーデンジャム
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1254.html
関西人気テレビ番組「せやねん」の人気コーナー「スマイル工務店」でドライテックが特集された。
試聴された専門家の方がいらっしゃれば所々表現や説明が専門的でなく誤解を招きそうなところもあったがそれはBtoB製品の証。
「コンクリート、モルタル、セメント」
この違いは専門家であるあなたや僕には自明だが、一般には「同じようなもん」と認識されている。
「アスファルト」だって混同されているくらいだ。
そのBtoB内向きな産業発展は70年以上経過した。
いよいよ社会と産業の間には壁が構築され特定のプロセスを経なければ互いは相通じ合うことはない。
そんな壁や階層に通気孔が数多く開けられるようになった。
「ドライテック・・・覚えておこう」
素直な人気タレントさんのコメントに感動した。
【岡山】「ballaholicの《バスケットコート》9月19日に施工決定!」ストリートバスケブランド《ballaholic》との協業 #7
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/ballaholic919ballaholic_7.html
なんと年内にストリートバスケ人気アパレルブランド《ballaholic》のバスケコートの発売が始まりそうだ。
BtoCへの露出。
こうしたことは徐々にと言うよりもある時同時多発で一気にはじまるようだ。
「コンクリート、セメント、モルタル、アスファルト。どれがどう違うかわからん」
「コンクリートから人へ」
世間への情報発信を怠ってきたばかりに認知されない、つまり「知られていないことは存在していないのと同じ」という窮地に立たされているコンクリート産業。
人口動態と共に低迷を余儀なくされるコンクリート産業の選べる道はただひたすら座して消滅を待つだけなのか。
テレビも、今回のアパレルも、どちらも「インターネット」「企業間連携」があたかもニューラルネットワークのように人と人をつなげて生まれた出来事だ。
【静岡】「子どもたちがニコニコしながら教えてくれた《仕事》の本質」正蓮寺・しょうれんじこども園
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1246.html
こちらは新聞に報道された伊豆の国市の名刹・正蓮寺境内の舗装整備工事。
併設されているしょうれんじこども園の園児たちが興奮しながら長靴で転圧のお手伝い。
事前に父母にも取材や撮影の許可を取り準備万端整えられて始まった舗装工事。
舗装工事。
それだけみれば、それは単なる、工事。
ただ、そこにはストーリーが流れている。
そのストーリーに気づくか、無感動に日頃の仕事として片付けてしまうか。
そこに仕事を楽しめるか、楽しいことにできるかのヒントがあるように思う。
ただただ機械的に打ち合わせをこなし園内が整備される。
人間はロボットではない。
感情を持っている。
心を持っている。
「ヒト・モノ・カネ・心の循環を意識する」(正蓮寺住職・渡辺元浄氏)。
心がなければそれは単なる出来事でしかない。
知られる、発信する価値もない。
心があるから、それは単なる工事ではなくなる、世間の衆目を集めるストーリーになる。
共感を呼ぶ。
普段のあらゆる出来事も「心」の持ちようで如何様にでも姿を変えるのかもしれない。
「グッドデザイン賞に続き《静岡ニュービジネス大賞》に挑戦するドライテック」pt6 《社会性》《起業家精神性》
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/pt6.html
グッドデザイン賞やこの「静岡ニュービジネス大賞」もそんなBtoCに「知ってもらう」媒体の1つ。
今回論じたのは社会性や企業家精神性。
僕たちはロボットではなく、心を持った血の通った人間だ。
ロボットにできることはロボットがやれば良い。
世界に生まれてきて成長し傷つき喜び感動した「心」が見つめる世界に対して自分がどうしても果たしたい貢献したいこと。
そうした想いがあるからこそ「知ってもらう」共感の輪を広げることによって世界を実際に変えていく必要がある。
壁と階層で区分されてきた産業構造もいよいよ通気性・流動性が高まり辺境のあらゆるヒト・モノ・カネ・情報(心)が結びつくようになりつつある。
規格・統制により辺境で埋もれることを余儀なくされてきた生コン屋さん達の価値は今あらゆる媒体がBtoCに向けて届けられようとしている。
テレビ、新聞、ブランド、アワード。
これまで無関係だった媒体と繋がる生コン産業は光に包まれる。
闇の中では犯罪は起きやすい。
公明正大に社会貢献するフィールドでなければ若い才能も集まらない。
水の次に流通する材料を作り届けている産業。
誇りを持ち仕事のできる産業にするための情報発信。
いよいよ世間に見出された生コン屋さん達の価値。
宮本充也