2018/04/18
「施主の方がよっぽど勉強してる|月刊透水性コンクリート Vol.10」

このところ多数寄せられる「お施主さん」からの引き合い。ものづくりの担い手として大切にしなければならない感性。仕事ではなく「自分ごと」として価値を見極める。水勾配のいらない土間コン本当の価値
全部に当てはまるわけじゃない。
ただ、多くの場合、
施主の方がよっぽど勉強してる
そんなことがある。
もちろん専門知識や経験、
ものづくりのノウハウ。
それらに関しては施主さんのような素人は職人さんや専門業社には及びもつかない。
ただ、施主さん。
一生に一度の買い物である場合が多い。
だから、仕事がどれだけ忙しかろうとも、
彼らは一所懸命ぐぐる、雑誌を読む、聞いて回る。
現代僕たち専門家はそんなお施主さんや発注者さんを、
「啓蒙の対象」
みたいに考えていては逆に取り残される。
古い業者さん
としてバカにされちゃう。
このところ寄せられる引き合いの多くは「お施主さんからの指定」が多く、
中には「いやいやながら」の業者さんからのご連絡もある(笑)
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/post_368.html
「草ぼうぼうでめっちゃ困っている|水勾配のいらない土間コン」
これも、お施主さんの指定で採用された物件。
極論、施工店さんは作って売っちゃえば終わり。
ただ、お施主さん。
その後の人生をその土間コンと過ごさなければならない。
雨の日も、晴れの日も、
来る日も来る日も。
草が生えて困るのはやっぱりお施主さん。
だから真剣に考える。
自分ごととして考える。
僕たちものづくりの担い手は畢竟この発想を身につけることがゴールなのかもしれない。
お客様が何にお困りになっているのか?
同期化する。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_353.html
「従業員さんのご自宅」
そんな意味でいうとこれは究極だと思う。
自分の会社でやっている製品を自分の家に採用したい。
これは、ものづくりの担い手としてはこれ以上うれしいことはない。
施主でありものづくりの担い手が同一人物。
そしてその人が、
水勾配のいらない土間コン
を採用したのだ。
一生に一度の自宅建設の大切な土間コンに採用したのだ。
価値が本物であることのこれ以上ない証拠だ。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_356.html
「他だと材工になっちゃうから」
そして究極は、
材料だけ購入してあとは自分でできちゃう。
これが価値ってる。
なんならDIY
そんな問い合わせだってある。
この手の引き合い、
おちおちしていると僕たち専門業のお株を奪われる
そんなことを心配しなければならなくなるかも。
だから、大切なのは、自分ごと。
仕事ではなくて、自分ごと。
他、
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/post_357.html
「雨予報でも施工を敢行」
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_361.html
「現場立会いを無料にする方法」
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_364.html
「土間コン打設でイラッとしたことがある」
などなど、
今号Vol.10でもたくさんの土間コンに関する困ったの解消をご紹介しています。
いやはや、書いている僕も含めて。
お施主さんや業者さん(僕たちに取ってのお客様)の心理に寄り添って、
自分ごとの仕事をしていきたいと改めて思います。
生コンでいいこと。
宮本充也