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2022/05/05

【解説】「残コン・戻りコンゼロとCO2削減を建設現場で同時に実現」鹿島建設

【解説】「残コン・戻りコンゼロとCO2削減を建設現場で同時に実現」鹿島建設

先週プレス発表された「残コン・戻りコンゼロとCO2削減を建設現場で同時に実現」は多分に専門的であるため一般には浸透しにくい。生コンポータルでは広く世間にこの技術とその開発の意味を知ってもらうべく解説を加える。解説はこの僕20年以上生コン一筋に捧げてきた男・宮本充也。
引用:https://www.kajima.co.jp/news/press/202204/26c1-j.htm



建設・コンクリートのリーダー鹿島と残コン

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建設現場で生コンが使用された場合ほぼ100%「残コン」が発生する。

余った生コンクリートのことだ。

⚫︎参考記事: #JISを変えよう 「建設発生コンクリートともいうべき【残コン】を取り巻く不思議について」

記事にもあるが、東京大学大学院 野口貴文教授はRRCSの代表理事だ。

また、鹿島はRRCSに加盟し社会的問題としての残コンに取り組んでいる。

今回の実証実験はいわばその活動のアウトプット・実践・成果として位置付けられる。

鹿島が、東京大学が、動いた。

「あるのにないもの」残コンに関してトップランナーが動いた。

歴史的プレス発表をここに祝福したい。



一方で不思議なメディアの反応

新聞とは事実をそのまま伝える媒体と学校で習ったように思うのだが実際はそうではないようだ。

例えば、CO2技術に関して一例を示したい。

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(生コンポータル独自調べ)

昨年あたりから猫も杓子もカーボンニュートラル(SDGs、ESG)の風潮の中メディアでは特定のゼネコンの記事が目立つ。

業界関係者なら誰もが知っているように、CO2削減はいずれのゼネコンも取り組んでいる。

実際に本丸ともいうべき経産省管掌NEDOのGI基金「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に採択されたのは鹿島・竹中・デンカであり、安藤間(RRCSら)だった。

今回同様それらリリースはいわば、「無視」された形だ。


そう言えば、NEDO GI採択も、我々のみならず鹿島チームも報道されませんでしたね。因みに、我々の採択は海外約500メディアに取り上げて頂きましたが、日本の一般メディアは空振りでした!(RRCS事務局藤井さん談)


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⚫︎参考記事: 【350億】【NEDO】「GI基金《CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト採択》本当の意味について」(月刊残コン Vol.54)


そんな違和感を抱きながら色々調べていたらこんなGoogle検索結果を見つけた。

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日経新聞社の子会社に「情報武装集団」とされている記事だ。

つまり、特定の取引関係があるため、その間では情報の往来が生じやすい、よってもって、日経新聞の誌面に躍りやすい、ってことか。

それが「情報武装」というのか。

学生時代に「社会人なら日経新聞読め!」くらいに言われた新聞社の報道である。

個人的にはなかなか腑に落ちない。

日経新聞を読めば腑に落ちるようになるのだろうか。



埋もれさせてはならない本物の価値

生コンポータルでは上記に一例を示したように風通しのあまり良くない建設・コンクリート産業にあって本来の循環を生み出すべく小さな活動を継続している。

建設・コンクリートは一般に情報発信が弱い。

上述の例のようにせっかくの価値もメディアの都合で認知が広がらないケースもある。

また、とりわけ土木は「このダムのお陰でxx人の犠牲者が生まれなくて済んだ」とか「この橋のおかげでxx億円の経済価値が生まれた」などは報道されにくい。

価値が埋もれやすい産業とも言える。

「残コン・戻りコンゼロとCO2削減を建設現場で同時に実現」

イノベティブな事例ですら、上から目線の記者をちやほやしないと取り上げられないのか。

そんなの嫌だから。

自分達で、発信する。

コンサル契約取れたから記事がのりましたみたいな価値ではなく。

ラストワンマイルに潜んでいる本物の価値を埋もれさせてはならない。



本物!「残コン・戻りコンゼロとCO2削減を建設現場で同時に実現」

生コンポータルとして不思議に感じていたことを長々と失礼しました。

ここからようやっと本記事「残コン・戻りコンゼロとCO2削減を建設現場で同時に実現」の解説に移ります。


まず、残コン(生コンクリート)を簡単な施設で分離(粗骨材とモルタル)する。

※生コンクリートは乱暴に行って、粗骨材(砂利とか砕石)+モルタル(砂とセメントと水)でできてます。

回収された粗骨材洗われてるものだから回収骨材として容易に再生できる。

砂利とか砕石として。

一方のモルタルは大量の水と撹拌されて懸濁水(砂とセメントで濁った水)となる。

その主要な化学成分はCa(OH)2。

懸濁水はいわば「飽和水酸化カルシウム溶液」であるため、CO2との反応が進みやすい。

小学校の時に水酸化カルシウム溶液にストローでブクブクやったら白く膜が張ったでしょ?

あれと同じことを大きい機械でやります。

懸濁水に炭酸ガスをブクブクさせると以下の化学反応が起きる。

Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3(炭酸カルシウム) + 2H2O

ブクブクしているとpHは河川放流可能な値まで下がる(中性化する)。

その後、凝集・沈澱させ、上澄水のpHが放流可能であることを確認して、放流。

残った残渣(炭酸カルシウム+砂)も汚染物質ではないため、何らかの用途が付され再生する。

ざっとこんな感じだ。

すごいね!



知られていないことは存在していないのと同じこと

個人的にはこの言葉を至言として活動している。

フェアじゃないけど仕方ない。

新聞社の方々には毎度の塩対応で恐縮だがおかしいもんはおかしいし筋の違ったことを知ってて項垂れるなんて絶対嫌だ。

まあ、ちやほやされてりゃそりゃ勘違いもするよね。

僕も気をつけなくちゃ。

やっぱいつだって本音で生きたいですよね皆さん。

不条理を打破するために、身近な人からも「売名行為」とか「炎上商法」とか揶揄されながらもしつこくしつこく発信している。

7年目のこの活動も随分認知され業界関係者ならまあまあの数の人々が読んでるメディアになってるようだ。

誰も「いいね」押さないけどね笑。

その上で、文句があるなら言ってこいと思ってます。

僕は顔と名前を晒して信じていることを世界に発信している。

メディアやゼネコンや組合など既往の産業構造にある彼らに依存しない生コン製造業のあり方。

購買担当者や新聞社の記者におべっか使わなくてもいいようなあり方。

大体これまでもテレビとか新聞に載ったからといって人生が変わりましたなんてことは一度としてなかった。

みんなまやかしを見せられているようだ。

他力本願ではない情報発信。

後2年で丸10年を迎える。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
あとじゃん先生(宮本充也)

1級(造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

エクステリアプランナー(2級)

メーカーは消費者のことを啓蒙する必要のある素人として軽んじている。
「最近の施主はインターネットで付け焼き刃に知恵つけやがって」
こんなプロ施工者や製造者のひどい声を聞かされることもしばしば。
ものづくりは消費者の方を見ていない。 [ 続きを読む ]

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