Taigenに託されたのは生コンポータル長年の夢。自社のみならず、他所のザンコン™︎を有価で受け入れて高付加価値の原材料として再利用するプロジェクトはナマコンバレーのザンコン™︎stを舞台に始まります

Taigen に託す資源循環/脱炭素の新事業創造 #1

Taigenとの協業は新章突入

ザンコン™︎の高度利用が資源循環のみならず脱炭素を意味することの議論がされた。

「つばっちん」でお馴染みtaigenさんとはこれまでも補助金申請やホールディングス化・事業承継など多くの事業を共に歩んでまいりました。そして、この度は行政書士事務所法人としての船出も遂げるということで、脱炭素/資源循環をテーマとした当社（株式会社 長岡生コンクリート）の新事業の許可申請にチャレンジすることになりました。

他社の残コン（生コンスラッジ）を有価

ナマコンバレーのザンコン™︎stではすでに実施されている自家用で発生したザンコン™︎（あるいは副生されたスラッジ）を処理・加工してCCUやアルカリ刺激材として生コン用原材料に再利用する事業。 今後は、他社で発生したザンコン™︎または副生されたスラッジを有価で引き受ける業許可申請のための見学があらためて実施された

ジョイスラッジ製造

骨材が回収されたスラッジにMapecubeを添加・撹拌することで得られたジョイスラッジ。ここまでみてきたように、産業廃棄物の中間処理業などで問題となる粉塵や振動、騒音の心配が全くないということがわかる。そして、とてもシンプル。

ポンプで荷上げしてアルカリ刺激材として利用

さすが、つばっちん。口だけでなくきちんと現場主義なコンサルタントってあまりいません。すごく心強いパートナーです

こちらの設備を用いてアルカリ刺激材の計量を行い生コンクリートの原材料として用いる。

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。