長岡生コンクリート

2025/06/11

スラッジケーキを加工してSCMsを添加して作るCLSM(イワモル/残渣式流動化処理土)

スラッジケーキを加工してSCMsを添加して作るCLSM(イワモル/残渣式流動化処理土)

生コンポータルが運営する生コン工場・伊豆中央コンクリートでは今後近隣の生コン工場から有価で生コンスラッジを購入するCLSM(イワモル/残渣式流動化処理土)製造が始まります



ジョイスラッジとSCMsで作るCLSM

 残コン女の子

コンにちは、残コンさんでっす
いよいよICC(伊豆中央コンクリート)では生コンスラッジを高度利用したCLSMの製造が始まりまっす

スラッジケーキ

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こちら、含水率50〜70%に調整された生コンスラッジは残コン由来はICCで発生するものだけでは全く足りないので近隣生コン工場から購入を予定している

ジョイスラッジ加工ピット

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生コンスラッジはこちらのピットに投入されミキシングバケットなどを用いてジョイスラッジに加工される

加工前(生コンスラッジ)

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加工後(ジョイスラッジ)

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フローが俄然変化します。こちらがジョイスラッジ。これにそのままSCMs(潜在水硬性またはポゾランなど)を配合してCLSM(イワモル/残渣式流動化処理土)が完成

軽量ピット

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サンドポンプで組み上げてこちらで容積を計測します

コンにちは、まさ固さんです
軽量したジョイスラッジに生コンプラントでSCMsミルクを製造し投入すればCLSMの出来上がりです

まさ固さん

生コン車に投入してSCMsミルクを投入

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コンにちは! オワコンの宮本さんですっ。来週月曜日には実際にプラントを用いてCLSMを製造予定ですっ
「コンクリートをもっと身近に」
あー、楽しいっ
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。

ぉわっこーン!

まさ固さん

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士