長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/04/25

「プロダクトは経済・市場の循環に委ねられるものであって作り手であったとしても制御・統制は控えるべき」(週間生コン 2022/04/25)

「プロダクトは経済・市場の循環に委ねられるものであって作り手であったとしても制御・統制は控えるべき」(週間生コン 2022/04/25)

造粒ポーラスコンクリート(オワコン、granZ concreteなど)にとっては黎明期と言っていい現在、全国各地で活発に新技術に関する交流が図られていた。先週は4連泊(埼玉、仙台、兵庫、岡山)、今週も4連泊(山形、福島)。体をいたわりつつも時代が求めている価値の発信に努めたい。



造粒ポーラスコンクリート見学会ラッシュ

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⚫︎先週の記事1: 【長野】「車は乗せられないのか?」「ポーラスコンクリートとの違いは?」「厚みはどのくらいが適切なのか?」アップル生コン・小石興業

アップル生コンさんで自発的に開催された見学会には20名もの参加者があったそうだ。

半年というたった短期間のうちに造粒ポーラスコンクリート(オワコン)の認知は急速に広がっている。

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そもそものネットスラング「オワコン」のプレゼンスが強いため当初プロダクト名としては埋もれてしまうのではないかという懸念があった。

杞憂だったようで、今や「オワコン」と入力すればリコメンドで「雑草」「コンクリート」「人工芝」「庭ファン」などといったエクステリア界隈のワードが表示されるようになっている。

それだけ検索している人も多く、Googleのアルゴリズムのお眼鏡にかなったということ。

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⚫︎先週の記事2: 「恐るべし商標登録! なんと【オワコン】に ®︎ がつきました!」

そんなオワコンだが先週なんと特許庁に見出されめでたく商標化された。

公式な格(商標化)を得たことでますますアルゴリズムには評価されることだろう。

鶏が先か、卵が先か。

とにかく、市場からの熱視線に応えるために現在全国各地の生コン工場で開催される見学会でその認知が広がりを見せている。

まだ、記事(ブログ)として紹介しきれていないものの、先週だけで仙台・長野・岡山・愛媛で開催されている。

僕個人の移動も、埼玉、仙台、兵庫、岡山、静岡、山形(現在)と自宅でゆっくり過ごすいとまがないくらいだ。

明日は福島に出向く予定。



オワコンが作り出す資源循環・省エネ・時短・省人化

⚫︎先週の記事3: 【山口】「オワコンは余らない。偶発的に発生する残コンの再生として循環を志向する」all round

普及が広がるに従ってラストワンマイルでは自律分散的にいろんな実験が行われるようになる。

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⚫︎参考記事: 「残コンで買い物?!余らせない、再利用できた。それだけで担当者にポイントがついて買い物ができるシステム構築」

造粒ポーラスコンクリートはJIS生コンにY弾と呼ばれるキーマテリアルを投入し撹拌することで出来上がる。

つまり、余ったばかりの残コンをそのまま原料として適用できる。

だから、これまで施工・圧送・製造の三者間でババ抜きのババよろしく押し付け合いされてきた残コンが、「無料で手に入る原材料」として重宝することになる。

現在RRCSらで模索されている残コンマッチングプラットフォームで適時発生と需要が見える化されれば建設産業の副産物「残コン」は循環を始める。

厄介者「残コン」が、逆に「ちょうだいちょうだい」とみんなから引っ張りだこになる。

オワコンが資源循環、省エネを作る。

⚫︎先週の記事4: 「通常3日以上かかるカーポート・土間打ちがたった1日で完成し15万円も安くなってさらに水を通す平らな駐車場」

さらに、こんな着想を得たのも先週のことだ。

これまでのJIS生コンを用いた普通の土間コンとカーポートであれば三日間は確実に時間を要する。

一方、撒いて踏むだけ、直後からその上で作業ができる「オワコン」なら基礎コンクリートをJIS生コンで施工した上で1日で完成してしまうことが可能。

これも普及が広がっていく過程で辺境でさまざまな環境のラストワンマイルがそれぞれの創意工夫を遂げた結果だ。



プロダクトとは仮に作り出した本人であったとしてもエゴを押し付けてはならない。

仮に作り手の巨匠だとしても名画の流通の過程で入手した購入者にその絵の用い方をとやかく言えないのと同じだ。

プロダクトは生まれた瞬間公のもの(公器)となる。

流通のあり方や用途に関して制御・統制はできないし、あってはならない。

流通ラストワンマイルで仮に作った人の意図とは異なる用いられ方をしたとしてもそれは市場の循環に委ねなければならない。

このところ強くそう思う。

そして、自分が何かを統制・制御しようとするのではなく、市場の循環に身を置き自分自身が変化するように意識する。

外部の何かを変えよう、ではなく、自分が変わろう、とする姿勢だ。

そうすることで何かを妨げることなく循環は淀みなく進む。

今週もそんな循環の辺境の1として山形、郡山、いわき、南相馬で僕自身の変化が予定されている。

何かを決めつけてはならないし、誰かを自分の思い通りにしようとしてはならない。

外部世界で起きることは全て尊重を持って接し、自分自身の内側から湧き出てくる欲求(創造的衝動)に素直に変化する。

新しい1週間が始まった。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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