2022/02/03
「勾配(傾斜)がついていると《真っ平ら》がウリの透水性コンクリートは敷けないの?」あとだしじゃんけんワークス

やっぱり専門家と一般の間には知らないだけで大きな溝や隔たりがあるもんだ。中にはプロなのに信じられないことをいう人もいらっしゃる。「傾斜がついてるので透水性コンクリートは使えません」。やれやれ、どの口がほざいているのか。誤解をきちんと解いておきたい。
真っ平らでも、急傾斜でも
新築一戸建てを建設中でそろそろ外構工事です。引渡しは~~~~です。庭のほとんどが基礎の上にあり、
(メール原文ママ)
近々、未舗装の駐車場をドライテックにしようと考えています。
(メール原文ママ)
生コンよりも、どんな舗装材料よりも、透水性コンクリートは斜面に強い
透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)はご覧の通り、真っ平ら(に施工ができる)。
情報発信の仕方が誤解を与えてしまったのだろうか。
「真っ平らにできるがウリ!」
だって、地面が斜めってると、色々嫌でしょ?
例えば、急傾斜の土間の上で愛車をジャッキアップしてその下で作業したいですか?
傾斜がきつい土間にバイクを停車したいっすか?
そもそも、傾斜とかついてたら、ボールはコロコロ転がって、道路に出てっちゃうよ。
そしたら、それを追いかけた子供が車に撥ねられるとか、心配でしょ?
だから、「平らなんです、透水性コンクリートは」ということを強調しまくってきた。
いつしか、知らないうちに、「平らじゃなければ施工できない」というイメージを作ってしまったのかもしれない。
それは、一般の方なら、まだわかる。
ただ、冒頭のメールにあるような、「傾斜がついてるから、ドライテック施工できません」は完全なる悪意だ。
HMの名前を晒してやりたいくらいだ。
もしも、悪意がないのであったとしても、単なる素人だ。
家づくりはまだしも、よくそんな知識で、人様の「一生に一度の庭づくり」を提供しているもんだ。
これが、証拠。
特に、最後の写真なんて、完全に「崖」じゃん。
45度あんじゃね?
無論、他の舗装材、せっかくなので、全て晒しておくことにするが、アスファルトやインターロッキングブロックや、真砂土舗装や、砂利敷き、そして無論、通常の生コンクリートでも、こんな場所を舗装することはできない。
できないのだ。
(理屈としてはアスファルトはいけるかもしれない)
なぜか?
とりわけ、生コンクリートにはスランプと言って、「流動性」がついてまわる。
だから、ダラダラ流れちゃうってわけ。
傾斜に舗装しようとしても、ダラダラ下がってきちゃうから、施工どころじゃないってわけ。
で、なぜ、透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)が、傾斜でも施工できるのか。
簡単にいうと、流動性がないから。
専門用語で言うと、スランプ0cmだから。
流れないから、施工できる。
すごいタフな生コンってことだ。
だから、「傾斜をつける前提で設計してしまったのでドライテックは施行でき
そして、傾斜で透水性コンクリートの価値はそれだけにとどまらない。
坂になってると、降雨時に雨水の流下が問題になったりするだろう。
大袈裟に言うと鉄砲水ってやつだ。
で、透水性コンクリートにしておけば、そんな流速は生まれない。
コンクリート内部の空隙に水が入り込んで行って、阿弥陀籤のように徐々に徐々に低い方に流れていく。
だから、路盤や地盤の安定はそれだけ保全される。
仮に舗装してなかったら常に流水がその上を走るわけだから地盤の安定は見込めない。
土砂が流出しちゃうからね。
さて、毎日毎日コンクリート、とりわけ、透水性コンクリートなどについて考えているプロだから、灯台下暗しとでも言うべきか、一般の方の感覚を忘れてしまうところだった。
確かに、売りは「まっ平」だから、そんな誤解も成立してしまうだろう。
「勾配(傾斜)がついていると《真っ平ら》がウリの透水性コンクリートは敷けないの?」
とんでもない。
真逆です。
どっちでもいけます。
というか、舗装は今後透水性が当たり前になるべき。
ご安心いただき、どんな環境条件でもご用命いただけますと幸いです。
宮本充也
そんな透水性コンクリートは以下の通りにお求めいただけます。
現代、ウェブやSNS(庭ファンなど)で容易に専門知識も手に入る。
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⚫︎参考記事:雑草・ぬかるみ・水たまり解消「オワコン一式 《88,800円》 今なら全国一律で請け負います!!」生コンポータル
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このように、今では透水性コンクリート(ドライテック、オワコン)は土間コン同様に容易に手に入るようになった。
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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