2018/01/02
「真面目にこつこつ言われた通りのことで100点を目指す|週刊生コン 2018.01.02」
月曜が元旦だったため不図忘れていた。
月曜日は週刊生コンの日だった。
ついつい人は元旦などイベントに翻弄される。
元旦とはいえ普通の月曜日であることを忘れてはならない。
「週刊生コン」
1日遅れの今日、1月2日創刊である。
「生コン工場の弱点は雨」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/topics/post_254.html
これまで誰もこの常識に挑んで達成することができなかった。
生コンの本質的な弱点。
雨天
降雨
この常識をなんとか打破したい。
ということで、来夏に向けて、この常識に挑むことになりました。
常識
このところ常識について考えさせられることが多い。
高度経済成長を経験した日本はその手法が正解だと。
いつのまにか形成されている常識。
その常識は人を守るときもあれば、
それ自体が鎖になって自由な発想を阻害する場合もある。
「自宅にバスケットコートを」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_301.html
土間コンには水勾配がある。
これも常識。
土間コンには傾斜がある。
なくてはならない。
メッシュも敷設しなくてはならない。
当り前のこと。
「1.5時間の壁に異変が起きている」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/topics/15_1.html
生コンは1.5時間以内に配達しなければならない。
誰かが決めた常識。
「有り余る時間とお金と敷地と労働力」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_213.html
残コンは水で薄めて薄く広げておいて翌日砕かなければならない。
なぜなら固まってしまうから。
そんな常識。
すべての常識。
生コン産業70年が形成してきたいつの間にかあるその常識。
こうした常識は時に僕たちの考え方を狭くする。
解き放ち常識を超越して新しいモノづくりを企図する。
常識を超越してイノベーションを起こすために
「世界のあちこちで起きていること」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_214.html
その一つに世界の動きにアンテナを立てる。
ということがあると思う。
自分たちがやっていることが正しい。
ついついそう思ってしまう。
特に生コン工場の運営は独善的になりやすい。
周りの情報が入ってきにくい。
ちょっと考え方をずらすだけで。
あっという間に解決してしまうということだってある。
「壁がどんどん壊れていく」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_215.html
「韓国の三票(さんぴょう)レミコン」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/econ/blog/post_216.html
ますます、世界が狭くなる。
生コンという地場産業だからこそ求められるのは、
グローバルの視点なのかもしれない。
常識を超越する。
「旗竿地で土間コンの水勾配」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/_aiti.html
国内でもそんな事例はいくらでもある。
イヨダ外構の小林さんはその常識を見事に打破した人の一人だ。
住宅外構駐車場には土間コン。
金太郎飴のように必ずといっていいほど土間コン。
その常識に果敢に挑戦して見事水勾配の悩みから解放された。
すばらしい。
「塗り壁メーカーの打ち放しコンクリート」
▶ https://www.nr-mix.co.jp/rc/blog/post_241.html
こちらも常識外れの事例の一つ。
仕上げ材メーカー。
塗り壁メーカーが打ち放しコンクリートを提案する。
ばかげている。
ぶっ飛びすぎている。
ということがそのまま価値になっている。
低迷を続ける建設産業。
その中にある生コン産業。
この産業の中で求められるのは、
真面目にこつこつ言われた通りのことで100点目指す
ではないようだ。
僕たちは詰め込み教育の申し子。
とにかく100点を目指せと言われ、
100点が良しとされてきた。
先生や親の言うことに従順に従っていれば、
いい高校いい大学そして大企業で安泰。
そんな風にしつけられてきた。
そして低成長時代、人口減少社会というふうに、
前提条件ががらり変化しようとしている。
人とちょっと違うことをする。
これは勇気のあることだし、
場合によっては天邪鬼といわれてしまうかもしれない。
ただ、それを恐れず、とらわれず、
社会の要請を冷静に見極めてものをつくる。
この在り方が今後の成長の要諦となるようだ。