2019/12/23
「DIYできちゃう土間コンクリート」担当者まさつぐが教える失敗しないコツ(その1)

かつては専門業者にお願いすることが多かった家周りのエクステリア、最近ではブームもあるためかDIYを行う人が増えてきました。
ただ、エクステリアのDIYは基本的に屋内と比べて難しいと言われています。
それは土間コンクリートなど、生コンクリートの取扱いはDIYに向いておらず素人では施工すること自体が難しく専門業者でなければ綺麗に施工することができないためです。
しかし、そんな家周りの土間コンクリートを素人でも施工できてしまうのが透水性コンクリート'ドライテック'です。
生コンポータルでは初めて土間コンクリートのDIYを行う素人さん達に施工指導を行っており、年々その需要は増えつつあるのが現状があります。
そこで今回は、ドライテックのDIY施工現場と行う際に失敗しないためのコツを紹介します。(担当:まさつぐ)
⇒「土間コンクリートはDIYできないの?」専門家が教える土間コンクリートがDIYに向かないワケ
DIYできちゃう土間コン(透水性コンクリート)失敗しないコツ
素人さん2名でのDIY施工、土間コンクリートの施工が素人に難しいと言われる理由の1つに、生コンクリートを流し込む型枠を作る必要があります。
しかし、山形県の現場では素人さんでありながら型枠を自前で作られており、下準備をきちんとされていたためかなり完成度の高い仕上がりに。
千葉県でのDIY施工指導では、大人4名参加での施工となりました。
通常、施工現場までドライテックを運搬する際には少量であれば一輪車による運搬を行います。
しかし、こちらの現場では一輪車による運搬が行えないことから、バケツにより運搬をされたのです。
プロであれば選択肢に入ることはないバケツですが、素人さんならではアイデアが出た現場となりました。
再び千葉県での施工指導、こちらは150㎡の駐車場を友人5人で施工されました。
雨が降る中でも、素人さんにとって広範囲と言える現場をあっという間にDIY。
通常の生コンクリートであれば雨天の場合は施工延期となりますが、ドライテックであれば多少の雨でも施工をすることができるのです。
こちら埼玉県の施工指導現場では、1人で20㎡を施工。
素人でもDIYできるドライテックですが、流石に1人では難しいものです。
ドライテック施工の見学に来られていた方が、見かねて手を貸されました。
「DIYできちゃう土間コン'ドライテック'」失敗しないコツ
透水性コンクリート'ドライテック'のDIY施工指導現場を紹介してきたところで、ここからはドライテックのDIYで失敗しないコツを紹介していきます。
これからドライテックのDIYを考えられている場合は、ぜひご参考ください。
・道具をきちんと用意しておく
・一輪車
・スコップ(カクスコ)
・コテ(プラゴテ)
・レーキ
・プレート
上記が必要最低限用意しなければならない道具となります。
そしてDIYを行うのであれば事前に道具の名前は覚えておくようにしましょう。
・施工人員は最低3人
動画:女性2名で駐車場をドライテック施工
上記の動画では女性2名がドライテックをあっという間に施工しているため「じゃあ、楽勝じゃん」と思われるかもしれません。
しかし、こちらの動画では周囲にプロのスタッフが備えており、きっちりとサポートをして完璧に済ませたもので撮影されています。
さらに施工面積はたったの6㎡です。
もし駐車場2台分を施工するのであれば30㎡の広さを施工しなければなりません。
そのため最低3人は必要であり、一輪車でのドライテック搬入が必要な場合には素人5名以上での施工が理想的となります。
・型枠はしっかりと作っておく
施工中に動いたりせず、材料がきちんと収まる(はみ出ない)性能を有する型枠、どの範囲にドライテックを施工するのかを決めるためにも必要です。
高さとしては100mmの高さの型枠が望ましく、施工圧の目安にもなります。
また、施工中に動いてしまわないように鉄筋などで固定するなどの措置も必要です。
さらに型枠材は余裕を持って準備しておけば、施工箇所に変更が出た場合でも臨機応変に対応することができます。
・高さ筋の設置
素人さんの施工現場を確認して気付くのが、施工厚にバラツキ(マチマチ)になりがちな点です。
ドライテックで駐車場を施工する場合、標準施工厚を100mm(乗用車乗り入れ)としていますが、これは100mm確保できていないとひび割れ(クラック)などの原因となるためです。
また、安全を考えて厚めの高さで施工してしまうと、材料費だけでも高く付いてしまう事もあります。
そのため、標準施工厚は必ず確保して写真のように鉄筋棒を設置し、施工厚さの目印を付けておくと良いでしょう。
もちろん、型枠に墨を打って高さの目安にするなども必須です。
・大型車・小型車の搬入経路
ドライテックを運搬する車は大型車・小型車でそれぞれ単価が異なります。
単価は地域によっても異なるため事前に確認が必要です。
また、施工現場まで大型車が入れるのか、小型車(4t)が入れるのか、特殊車両(1㎥車)でなければ搬入できないのか。
こういった搬入経路についても事前に確認が必要なのです。
いざ施工当日に、現場近くまで運搬してきたが車が搬入できなければ意味がなく、生コン製造工場も責任を負えないので確認するようにしてください。
プロなら「朝飯間」でも素人は「甘くみないで」
以上が透水性コンクリート'ドライテック'をDIYの失敗しないコツとなります。
今回紹介したことは最低限でも必ず抑えてもらいたいポイントとなるので、DIY前に必ず確認を行うようにしてください。
そして、ドライテックのDIY実績を紹介しましたが、決して「素人さんでも楽ちん」という事をお伝えしたいわけではありません。
あくまでもプロ(施工業者)にとっては朝飯前の簡単施工が「売り」ということです。
動画では簡単に施工しているように見えますが、素人さんであればそれなりの準備をした上で臨んで貰わなければ失敗に繋がります。
ドライテックが施工しやすい生コンクリートだと紹介していますが、これはプロから見た目線であり、施工経験のない素人さんではしっかりと準備をすることによってDIYが可能となる、ということになります。
今回紹介したDIY施工事例は全てプロが施工指導に立ち合い、事前から打ち合わせなどでしっかりと準備をして頂いた結果、上手くDIY施工ができたのです。
もちろん、綺麗で完璧なドライテック駐車場を作りたい場合にはDIYよりもプロに施工をお願いした方が間違いありません。
以上の事を踏まえて、ドライテックのDIYを検討してもらえればと思います。
今回はドライテックのDIYについて紹介をしましたが、生コンポータルでは透水性コンクリート'ドライテック'の取扱いや紹介をしております。
もし興味がある場合には下記ページをご参照ください。
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