2021/03/12
「公共施設・事業に本格的に採用され始めたドライテック」(月刊透水性コンクリートVol.44)

主に民間建築外構やエクステリアを主戦場に昨年バズったドライテックは今年に入って続々と公共施設・事業での採用を伸ばしている。アスファルト、インターロッキングブロック、樹脂舗装(天然石舗装)に、ポーラスコンクリート(ドライテック)。適材適所、評価される土俵にようやく登ったて、「公共施設・事業に本格的に採用され始めたドライテック」
公共屋外スペースの舗装はドライテック
⚫︎施工実績:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/
⚫︎参考記事1: 【静岡】「他の発注機関の皆さんもきちんとTEPCOを見習うべいだと思う」CI工業
⚫︎参考記事2:【東京】「老舗仕上げ材メーカーフッコーの真骨頂ここにあり」渋谷建材・ワイエイ.ケイ
⚫︎参考記事3: 【沖縄】「残渣式流動化処理土に続け!沖縄のドライテックが本格起動」南建工業・南洋土建
⚫︎参考記事4: 「このブログで毎日3本365日丸5年を達成しました」
⚫︎参考記事5: 「毎日ブログ3本365日丸5年と1日目の朝のニュース」(週刊生コン 2021/03/01)
⚫︎参考記事6: 【静岡】「送電線の鉄塔下舗装ならドライテックで決まり《排水》《雑草》」土方土建
⚫︎参考記事7: 【静岡】「皆さん、東京電力さんを見習うべきだと思います!」CI工業
⚫︎参考記事8: 【静岡】「へ?まだ舗装にアスファルトを採用してるんですか?御庁は?」CI工業
⚫︎参考記事9: 【徳島】「公共施設《道の駅》車椅子用駐車場と通路に採用」松尾建材・中央建設
今年(2021年)ドライテックの特徴は公共施設での採用
昨年までの15ヵ年の普及活動の主戦場は小規模なエクステリアや建築外構だった。
丸5年の情報発信の蓄積もあり、全国各地の生コン製造者・施工者らの製造・施工体制が確立した。
電気、水道、生コン(ドライテック)のように、蛇口をひねれば、コンセントに差し込めば、そのサービスを享受することができる形にならなければ全国的な、つまり公共事業におけるポーラスコンクリートの社会への敷衍はおぼつかない。
⚫︎ヒートアイランド減少の抑制
⚫︎冠水被害の緩和
ソリューションを求めるせ社会のニーズだけではダメだ。
特定の条件が揃えば、その価値は公共、全体に届く。
そんなプロダクトでは本来の意味で社会貢献できるとは言い難い。
その意味で、ここ数年の活動はニーズを生み出すと言うよりも、ニーズに応えるためのインフラ(製造・施工体制)の構築だった。
1件1件はたとえ小さくとも、玄関前のアプローチや戸建て住宅の駐車場といったB2Bで考えれば小粒な案件も丹念にこなした。
必ず現場に足を運んだ。
はっきり言って利益など上がるはずもない。
静岡県の伊豆くんだりから、全国各地のエクステリア現場に人が訪問するのだ。
「0.5m3に魂を燃やせ」
この21年生コンポータルのモットーとしてオフィス内の壁に掲げられている。
どんなに小規模な現場でも重要な機会をもたらしてくれるチャンスと捉える。
必ず足を運ぶ。
それは何もJISで規定されている半径1時間半の円の中に限った活動ではない。
北海道から沖縄まで、どんなに小さなドライテックの現場でも大切に取り扱った。
それは、そのことで利益を上げるためではない。
辺境に至る隅々にまでポーラスコンクリートという世界のニーズに応えられる価値・プロダクトを供給するためのインフラ(電力網や水道網のような供給網)を構築するためだった。
1工場、1社(施工者)、F2Fで大切に向き合ってきた。
製造者の数は今年いよいよ全体の20%節目の640工場を突破する見込みだ。
点、点の取り組みは振り返ってみるといつしか面の取組になっていた。
「蛇口をひねれば」
「コンセントにさせば」
特定の地域ではたとポーラスコンクリートというソリューションのニーズが生まれたら、「生コンは身近に」必要としている人や企業の元に届く世界が立ち現れている。
そして、今年に入ってから、いよいよ地方公共団体など行政・大型発注機関からも周波が寄せられるようになった。
普遍的なサービスとして流通し始めるための要件が備わったのだ。
東京の一等地や、電力会社、地方公共団体への組織的・体系的取組。
本当の意味で世界の景色を変えてしまうためのインフラ(ハードウェア)は整った。
後は、OSをアップデートし、現代のニーズにフィットできるアプリケーションを通じて世界の景色は変化していくことだろう。
その証拠に、このところ大型発注機関からの問い合わせが引きも切らず寄せられている。
「実績は?」
役所営業をしていた頃、担当者が決まってこんな質問を寄せていた。
実績があれば、安心して採用できるということなのだろう。
安心していただこう。
16年前0だったドライテックの実績は今や数え切れないほど毎日各地大小問わず「地球に蓋しない」活動が普及している。
施工実績を見て貰えば安心してもらえるはずだ。
「公共施設・事業に本格的に採用され始めたドライテック」
時の彫琢を経て、「大地を削らない、汚さない、蓋しない、CO2を収容する」文字通り、「公共事業が好きそうな」要件を備えるにまで成長したドライテックは、今年さらにシフトチェンジして舗装の常識を塗り替えてしまうだろう。
宮本充也