2025/05/03
生コンスラッジ高度利用の適用想定は【再強コン】【2x3コン】【ヨーナクリート】【R・CON】【NECON】【ヌテコン】など各地の規格外ブランド

GWど真ん中(2025/05/01)各地からコンクリート従事者が白石建設(岡山)に集いJOISで研究・開発・実装が進んでいる生コンスラッジの高度利用試験練りの模様をご紹介
規格外コンクリートを適用先とした生コンスラッジの高度利用試験練り in 白石建設
本日は岡山県白石建設さんで行われたJOIS的生コンスラッジ高度利用試験練りの模様をご紹介しまっす
生コンスラッジJOISメソッド
写真はオカモンによる強度試験。 普通の生コンクリート(プレーン)とJOIS加工した生コンスラッジを後添加した生コンの強度比較。
結果は後添加であることから単位水量の変化分の強度低下。つまり、生コンスラッジそのものが強度に与えた影響は見られなかった
JOIS加工生コンスラッジ製造
GWど真ん中にも関わらずJOISの生コンスラッジ高度利用メソッドを一目見ようと各地からコンクリート従事者にお集まりいただきました
加工前生コンスラッジ
JOIS加工後生コンスラッジ粘性が失われフローワブルに
生コンスラッジ高度利用生コン試験練り
試験練りでは1m3に生コンスラッジ60ℓを練り水と細骨材に置換して配合。規格外コンクリートの需要が広がればそれだけ生コン工場を困らせてやまない生コンスラッジが消えていくことになる。 生コンポータルが経営参画するICC(伊豆中央コンクリート)では5月中に規格外コンクリート(オワコン®︎ オコシコン®︎ ヌテコン®︎ イワモル®︎)などにJOIS加工した生コンスラッジの高度利用が始まる
JOISの連中はたくましいなっ。自ら率先して残コン問題を打破するために共同してるぜっ
各地でJOIS的生コンスラッジ高度利用始まる
Japan Out-Industrial Standard
「コンクリートをもっと身近に」
生コンポータルではそんな現場で活躍する生コンパーソンを取り沙汰してまいりますっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。