2025/05/13
どこにでもあるその生コンスラッジがCLSMの貴重な原材料として活用できます

深刻化する地下空洞(構造物)の劣化が原因とされる落盤・地盤沈下問題のソリューションCLSM(Controlled Low-Strength Material)になんと生コン工場で発生する副産物生コンスラッジが活用されています
JOIS的スラッジ高度利用メソッドで作るCLSM
本日は生コンスラッジがCLSMの原材料として活用されている事例のご紹介ですぞっ
CLSMをポンプ圧送
屋根越しにブームを伸ばして目的地に送り込まれているのはCLSM
生コン工場でできますCLSM
JOIS的メソッドが確立されている現在CLSMは特段の設備投資を必要とせずに製造可能となってます
フィルタープレスで得られたスラッジ固形分をJOIS加工して得られたスラリーにそのまま高炉スラグ微粉末を添加するだけで出来上がる CLSM
浄化槽撤去跡を充填
浄化槽を撤去した後は穴ボコになっちゃうので危ないし、精度の低い埋め戻しだと地盤沈下や落盤の懸念も払拭できないので自己充填性の大きいCLSMで埋め戻しておくと安心ですね
生コン工場ではおよそ廃棄処分されている生コンスラッジの活用方法はJOISを中心にますます広がってまいります
始めよう!JOIS的スラッジ高度利用メソッドでCLSM
JOIS:Japan Out-Industrial Standard
やる気さえあれば今日から明日から始められる規格外コンクリートCLSMはJOISで進化しています
「コンクリートをもっと身近に」
さあ、世界中のスラッジかき集めるよっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。