2025/05/18
何か(廃止管とか)を撤去(抜いたり)したらとりあえずきちんと埋めておきましょう【CLSM】

CLSM(Controlled Low-Strength Material)日本では流動化処理土が有名だが生コン屋さんの規格外品は何か(廃止管とか)を撤去(抜いたり)したらとりあえず必要とされるマテリアルです。JOISが研究・開発・実装を推進しています
撤去したり抜いたりしたらきちんとCLSM
本日はJOISが推進するCLSM「イワモル」のご紹介ですぞっ
とりあえず埋めるならCLSM
こちら、ポンプ車のホッパーに生コン車からCLSMを投入しているところ
入り口から圧入して出口から溢れたら充填完了
CLSMは地下構造物の入り口から圧入して出口(写真)から溢れでてきたら充填が確認されるもの。ジョイスラッジやSCMs(普通ポルトランドセメントではない高炉スラグ微粉末や天然ポゾランなど)が作用して周辺地盤程度まで硬化する。だから、落盤や陥没のリスクが後退する
ジョイスラッジ
こちら、残コンstで濾された汚水(残水や洗浄水)を由来とする残渣をJOIS的メソッドを実装すると
液体混和剤「ジョイスラッジ」に改質される。 こちらをCLSMの微粒分や練り水他に代替して用いることでSCMsにアルカリが供給され強度発現を促進する
抜いたら埋めとこう
ちゃんと埋めておきさえすればその上に舗装をかけたとしても沈下や落盤などの心配はありません
そんな規格外生コンCLSMの研究・開発・実装もJOISが推進しています
CLSM「イワモル®︎」 も JOIS
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
RG S(残コン粒状化再生細骨材)とW(練り水)をジョイスラッジに代替可能
Japan Out-Industrial Standard JOIS
「コンクリートをもっと身近に」
そんな専門知識もしっかり一般に伝えていかなくちゃっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。