2025/05/02
JOIS加工した生コンスラッジを練り水と細骨材に置換して高度利用できます

みんなで作るみんなのラボ&オフィス JOIS(Japan Out-Industrial Standard)では現在生コンスラッジの生コンクリート原材料への高度利用が議題として取り沙汰されています
生コンスラッジの高度利用(JOIS)
日進月歩で残コンソリューションの分野は進化していますー。。
生コンスラッジ
骨材を回収して最後に残る濁り水(スラッジ水)を濾してえたこちらの物体は生コン工場が誰もが嫌がる厄介者生コンスラッジと呼ばれています。 現在JOISではこちらの生コンスラッジを加工して細骨材、練り水に置換して生コンクリートを製造する挑戦が始まってます
含水率およそ70%
ヘラやハンドミキサーなどの道具で練り返すと生コンスラッジに含まれている70%程度の水が作用して流動性を帯びてきます
フロー試験の結果は250mm
JOISメソッド
見た目にも流動性の増加が見られます
JOIS加工された生コンスラッジに含まれている固形分量は細骨材、水分は練り水にそれぞれ置換して生コンクリートの配合を作ります
JOISの連中で開発されてる生コンスラッジの高度利用は世界の残コン事情を激変させちまうぜっ。
残コン(生コンスラッジ)問題はJOISが解決します
規格外コンクリートの市場創造! JOIS
残コンを高度利用する上で欠かせないのが適用可能な領域、つまり出口を確保すること。再強コンクリートや2x3コン、オワコン、オコシコンなどJOISが推進する各種規格外コンクリートがこうした技術の適用先となります
「コンクリートをもっと身近に」
こうした最先端の技術も「伝える」情報発信に励みましょうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。