2025/05/23
【岡山】JOISな交流 in 白石建設「Mapecubeでコンクリートの色は変わるのか?」

JOIS by CD協会が提供するのはコンクリート実務家らの積極的な交流の場所やきっかけ。 創設メンバー同士でもある白石建設と長岡生コン(生コンポータル)の交流が昨日(2025/05/22)行われました。お題は、「Mapecubeでコンクリートの色は変わるのか」
JOISな交流「Mapecubeでコンクリートの色は変わるのか」
この後のブログと2回にわたってJOISな交流 in 白石建設 の模様をお伝えしますー。。
Mapecubeでコンクリートの色が変わる?
こちら、プレーン(2x3コン)のサンプル。高炉スラグ微粉末が2割に対して普通ポルトランドセメントが3割入ってるから2x3コンの色は高炉スラグ微粉末が影響して白色
Mapecube 60W で明らかに変色
単体で見てもわかりにくいが比べてみるとわかりやすい。60W(左)は色が濃くなっている。これはMapecube 60W が高炉スラグ微粉末に作用して変色したものと考えられる
1番左は普通ポルトランドセメントで製造されたコンクリートのサンプル。なんか、信号みたいにわかりやすい。こうみると高炉スラグ微粉末にMapeucubeが作用することで普通ポルトランドセメント的な水和反応が生じているんじゃないかって感じだ
60Wを採用したオコシコン
こちら、60Wを適用したオコシコン®︎は練り直こそ黄土色に見えたそうだが硬化したそれは普通のオコシコン(のように見える)のはエフロによる変色か
JOISな交流の特徴はデスクで考えを巡らせるのではなく「とりあえずやってみる」実践1stとなってます
スラッジ水タンクの炭酸カルシウムをジョイスラッジにできる?
次のブログでご紹介するのは白石建設さんのみならず各地の生コン工場のスラッジ水タンクの困りごとになっているタンク内で成長する鍾乳洞のような結晶物問題のソリューションに端を発した 残コナ®︎ からジョイスラッジ を作ることができるか実験
JOIS by CD協会
「コンクリートをもっと身近に」
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。