2025/05/07
生コンポータル【残コンst】では他社工場で発生した生コンスラッジの購入をしています

大型連休が過ぎ生コンスラッジのJOISメソッド研究・開発・実装が本格化を始める。今後生コンポータルの残コンstでは他社(生コン工場)からの生コンスラッジ購入が始まります
生コンポータルの残コンstは他社からの生コンスラッジ受け入れ(購入)開始します
本日は生コンスラッジJOISメソッドのご紹介でっす。
残コンstで濾過した残渣(スラッジ)
残コンstでは生コン車やプラントの洗浄水(汚水)を濾過して残渣(スラッジ)を取り出しJOIS加工を施した上でCLSMやCNコン(ヌテコン)など規格外コンクリートへの大幅配合を推進しています
含水量とフローのチェック
こちら、残渣を乾燥機で水を飛ばして計量することで含水量を把握
JOIS加工を施すとフローが伸びます。CLSMの微粒分にはこれまでRG細骨材や砕石場の残渣などを用いてきたが、今後はJOIS加工した生コン残渣を100%配合することにしている。つまり、生コンポータルの残コンstでは近隣生コン工場の生コンスラッジを購入してCLSMを製造することが可能となる
強度、きちんと出てます! イワモル
微粒分が善良あの厄介者生コンスラッジでありながらしかも固化材100%高炉スラグ微粉末(セメントじゃない)でありながら所定の強度を7日で達成ゴイスー、控えめに言ってコイサー
生コンスラッジ買ってもらえるなんて生コン屋のテメェらラッキーだなっ、ウレションだなっ
生コンスラッジJOISメソッドタスクフォース
みんなのラボ JOIS(Japan Out-Industrial Standard)
「コンクリートをもっと身近に」
てなわけで、ガンガン行きますっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。