2025/10/23
バッチャープラント夜間に何もやることないならCCU材料を生産すればいいじゃない

製鉄所やセメントキルンと違って生コン工場は昼しか操業しませんなんて誰が決めた? そんな発想から、現在盛んに研究・開発・実装されているCCU材料の製造を生コンプラントでできるのではないかという着想を得ました
バッチャープラントで夜間にCCU材製造
ザンコン™︎ステーションはバッチャープラントと統合することでCCU材料生産工場として再定義ができるという構想についてご紹介ですー。。
生コン工場 夜も稼働することあります
こちら、舗装下のインフラ設置あるいは修繕はやっぱり車通りの少ない深夜になりがち。生コンビニでは深夜帯の生コンについても対応を拡充しています
夜間の生コン工場活用検討
およそ全国に3000基あるとされているバッチャープラント(生コン工場)は夜間帯は基本的に操業を止めている。これって、結構「勿体無い」現象と考えることもできる。
ザンコン™︎ステーションと合わせてCCU製造
たとえば、ザンコン™︎ステーションではCCU材料の製造が行われているが夜間のバッチャープラントの設備を有効活用するなどしてよりダイナミックなCCU材料の製造が可能となる検討が始まっている。およそバッチャープラントは全自動で計量から混練までを行うためCCU材料の大量生産に活用できるという考え方
個別の生産方法は別としてこの発想自体はありだぜっ
生コン車だって貯蔵設備として検討
通常は生コンクリートを入れる容器をクルクル回転させながら公道を走っている生コン車だが考え方を変えれば移動式液体CCU貯蔵設備とすることもできます。現在JOIS周辺では生コン工場を生コン製造設備だけとして狭く定義づけるのではなく新たな時代の新しい原材料製造設備として再定義する取り組みが始まっています
「コンクリートをもっと身近に」
深夜の生コン工場でCO2がせっせと固定されてるなんて素敵じゃんっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。