長岡生コンクリート

2026/04/11

DAC(Direct Air Capture)にフォーカスするなら部材断面の薄い左官モルタルへの適用が正解でした

DAC(Direct Air Capture)にフォーカスするなら部材断面の薄い左官モルタルへの適用が正解でした

コンクリートディレクター協会の課外活動JOIS(Japan Out-Industrial Standard)では研究者、実務者、メーカー技術者らが交流して新しいコンクリートの可能性を探求しています



CO2が原材料の左官モルタル製品開発 CO2トリガーモルタル

 残コン女の子

コンにちは、残コンさんでっす
一昨日(2026/04/09)白石建設で行われたCO2がトリガーとなって固まる左官モルタル試験練りの模様をご紹介ですー。。

JOIS in 岡山白石建設

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一昨日(2026/04/09)白石建設ではコンクリートディレクター協会の実験(JOIS:Japan Out-Industrial Standard)が行われていました。

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写真の供試体は試験に先立ち用意されたもの。関係者らで配合を調整して再度実験が行われました。

用途「CO2排出せずに吸い込む」左官モルタル

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左官モルタル(写真はミヤケン提供)は現場で砂とセメントと水を混ぜて壁を仕上げるなどに用いられています

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ミヤケンによれば壁を現場製造の左官モルタルで仕上げてその上から白色の塗料で塗りつぶすのは良くあることだそう。 例えば、白い土間コン™︎の技術(セメントを高炉スラグ微粉末、骨材をザンコン™︎細骨材に置き換えるなど)で白い塗料の工程を省くことができるだけでなく、CO2排出抑制皿にはDACによるCO2固定(壁が二酸化炭素を吸い込んで炭酸カルシウムになることで白色を発色のみならず強度を発現する)などを期待した実験となった

考察)左官モルタルの流通量も膨大

Gemini)日本における左官材料・補修材料(プレミックスモルタル等)の年間生産・流通量は、約32.7万トン(令和4年実績)です。

オワコンの宮本さん)密度2.3としたならば14.2万m3が流通していて、モルタル1m3のCO2排出量は?

Gemini)CO2排出量は、配合によりますが、一般的な「セメント:砂=1:3」の配合(容積比)で 約440〜480 kg-CO2 と推定

オワコンの宮本さん)440kgは0.44tとなるから、6.248万t-CO2が日本における左官モルタルのCO2排出量の推計とすることができる。JOISはもちろん、生今ポータルが参画するCUCOらの成果をJIS A 5308の魔手の及ばない比較的自由度の高い左官モルタルに適用できるとしたならば年間6.248万t以上のCO2削減が可能ということになる。そして、見た目もそれだけ白く美しくなる。ところで、脱炭素コンクリートにおけるDACってなんだっけ?

Gemini)脱炭素コンクリートにおけるDACとは、Direct Air Capture(直接空気回収技術)の略称です

オワコンの宮本さん)そうなると、梁や柱などではなく、薄く仕上げられる左官モルタルなんて理想的だよねっ

ザンコン™︎とか生焼け石灰とか高炉スラグ微粉末とか副産物だけ

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白石建設産残コナは生コンスラッジ微粉末と生焼け石灰(CO2残留量が規定値よりも大きい生石灰)と高炉スラグ微粉末全部白い

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現地であれこれ水を足して見たりなどして結果モルタルぽいものになった笑

コンにちは、まさ固さんです
CO2トリガーモルタルの強度確認と並行して配合修正、製品化の検討などが始まります

まさ固さん

CO2がトリガーになって硬化するモルタル

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これ、やっぱり白いモルタル。塗料いらないね。塗料も石油製品だからCO2的にはNGだし有機質だから劣化も早いしね

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現地白石建設武南さんによればCO2でパンパンにしたビニル袋もあっという間にしぼんでしまうそうだ。https://youtu.be/gdnSxpCygtg

今後は施工店ミヤケンや乾燥モルタルメーカー陽光物産ほかの監修を頂戴しながら各種用途のモルタル製品の見当が始まる。で、日本初のCO2をガンガン吸い込む壁(モルタル)が完成したら17年目の協業先MAPEIとコラボで世界流通も狙っちゃうぞ

コンにちは! オワコンの宮本さんですっ。白いがCO2ネガティブのイメージカラーになるはずさっ
「コンクリートをもっと身近に」
DACにフォーカスした場合部材断面が小さければそれだけCO2との反応効率が上がるから左官モルタルが正解なんだよっ。白石建設武南さんに今回も導いていただけたねっ。さあ、ガンガン踊るよっ
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。
ぉわっこーン!

まさ固さん

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素土間コンに貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/土間コン主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士