2025/12/25
多様性の時代に求められる生コン業態模索の為【昭和鋼機】移動式サイロメーカーさんを訪ねました
CCU材やγC2Sなどの特殊混和材など多様な生コン配合が求められる時代にJIS A 5308一択の生コン業態で安泰なわけがない。JOIS by CD協会では新時代に求められる新しい生コン業態を模索し続けています。今回は移動式サイロメーカー昭和鋼機さんを訪ねました
移動式サイロメーカー 昭和鋼機
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珍しく公私共にてんやわんやなオワコンの宮本さんは日帰り出張で昭和鋼機さんをお邪魔しましたのでそちらのご紹介となりますー。。
多様性の時代に求められる生コン業
昨日(2025/12/24)オワコンの宮本さん家庭の事情で埼玉で喪主と相続関係の整理をしているところから愛知県岡崎市の昭和鋼機さんまで日帰り出張を敢行いたしました。目的は脱炭素や資源循環など目まぐるしく変化する事業環境にあって新しい時代の新しい生コン業態(顧客ニーズに柔軟に対応する現地プラントメーカー「セイア」にあやかって「ミツア」と命名)を模索する見学に行ってまいりました
多様な混和材、CCU、SCMsに対応
移動式サイロがいっぱいあってテンションアゲアゲ。そして、オワコンの宮本さん感じたことには、現場サイロって一般にはマニアックだけど、機構はシンプルだし故障しても簡単に治せそうだし、中古市場が充実しててリセールバリューや減価償却による節税対策などを考え合わせると実際のキャッシュアウトも限定的だし資産としてとても優秀ってこと。これから本格化する多様性の時代にとってもありな設備だなあって思いました。早速、二本購入を申し入れました。取り付けの時にはナマコンバレーにもご案内したいと思います
こちら、内部の様子。200ボルトの電力あるいは発電機で動くそうです。
こちら、貯蔵されている粉体(CCUなど混和材やSCMsなど)の排出口
満了ランプなど内部の様子。営業をご担当されている高瀬さんとっても親切にご説明くださいました。誠にありがとうございました!!!
ほぼ「ポンと置くだけ」の簡単さ
高瀬さんによれば移動式サイロは地面がコンクリートやアスファルトで舗装されてあり水平が取れていればほぼほぼ「ポンとおくだけ」でOKだそうだ。構造計算もいらない設備なので中に3分の1程度材料が入っていればそのまま錘の役割も果たすという。なお、写真は舗装されていない地面に設置する場合に利用する敷き鉄板。この程度の治具でOKという簡便さは目から鱗でした
こうしたバックルを用いて敷き鉄板と移動式サイロを固定するんだそうです。ほんとシンプル
なお、サイロそのものにも固定のための穴が設けられており舗装にケミカルアンカーで固定することもできるそうです、超便利
生コンプラントへの併設はもちろん、ザンコン™︎stとの組み合わせなどを考えますと用途は無限に広がりそうです
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横置き型移動式サイロ
なお、こちらは横置き型13トンサイロはコンパクトで10トンユニックで持ち運びができるそうです(縦型は25トンラフタークレーンが必要)。ちょいとCCU材を供給する際にはとっても便利だと思いました
こちらは、横置き型サイロを載せるための架台。
JOIS by CD協会ではものづくりのネットワークを駆使して随時見学会の企画を行なっています。CD協会では多様性の時代に求められる新しい生コン業態の研究・開発・実装が推進されています。お問い合わせはお気軽に。受付:https://lin.ee/HpS7I5a
「コンクリートをもっと身近に」
日増しに顧客からの要望が多様になっておりますので移動式サイロはこれからの生コン業に必須と心得ましたっ
オワッコーン‼︎
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作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。
