2025/06/25
生コンスラッジと回収(粒状化再生)骨材だけで生コンクリートを製造してみました

これって、すごいことだと思う。 生コン工場ではおよそ発生する厄介者スラッジや回収(粒状化再生)骨材は全て残コン由来だけれども、それをストックしておいてニーズが発生した際に生コン(アウトレット)に戻して販売する。これぞ、規格外コンクリート最強かも?
スラッジや回収(粒状化再生)骨材としてストックしていつでも生コンに戻せる? アウトレット生コン
本日はアウトレット生コン構想の試験練りの様子をご覧くださいー。。
生コンスラッジを加工する(ジョイスラッジ)
スラッジにJOISが推進しているメソッドを実装して加工
JOIS by CD協会 が推進する生コンスラッジ(残コン由来)高度利用メソッド「ジョイスラッジ」。今回の試験練りは新たに高炉スラグ微粉末や普通ポルトランドセメントを配合することなくジョイスラッジと骨材(回収/粒状化再生)だけで生コンクリートを製造するという試み(アウトレット生コン)
回収/粒状化再生 骨材
回収/粒状化再生 骨材は日本中どこの生コン工場でも概ね発生あるいは製造されている原材料は残コン由来です
スラッジ と 回収/粒状化再生骨材 だけ
細かいことはさておくと捨てれば廃棄物 回収/粒状化再生骨材 に こちらも捨てれば廃棄物 生コンスラッジ をただ加えているだけ
おいおい、これ、全部ゴミだろ? ゴミだけで生コンが好きなタイミングで製造できたらとんでもねえことになるんじゃあねえのか?
普通に生コンできました
あれ、普通に生コンです、あれ
一応、圧縮強度確認します。これで、そこそこ出てたら神じゃん。ある程度出てくれればブロックとして災害備蓄もできるよね
スランプ13cm、普通に生コンじゃん。これ、すごいじゃん。アウトレット生コンじゃん。いつでも作れるじゃん
「コンクリートをもっと身近に」
バッチリ目覚めちゃったよ、このニュースにはっ。さぁ、ますますガンガンやりますよっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。