2025/07/27
改質スラッジと高炉スラグ微粉末【だけ】を結合材として適用した生コンクリートの製造実験

コーアツ工業さんの熊本工場を訪ねた。今では生コン製造も始めた同社で行われた実験は改質スラッジと高炉スラグ微粉末だけを結合材として適用した生コンクリートの製造実験。規格外のシステムでは自由な発想が妨げられず求められます
高炉スラグと改質スラッジだけを結合材にして生コン練ってみた
本日はコーアツ工業さんで行われた普通ポルトランドセメントを用いない生コンの実験ご報告となりますー。。
今度は高炉スラグ微粉末と改質スラッジ「だけ」
こちら、エスメント。
オワコンの宮本さん始めてみましたこの開け方すげえ
特許取れるじゃん、ていうかとってるんだろうけれども
こちら、材料には普通ポルトランドセメントを用いずに改質スラッジ(ジョイスラッジ)と上澄水、高炉スラグ微粉末と通常の骨材、混和剤だけを採用しています
コーアツ工業中村さんプレゼンツ
コンクリート主任技士の取得に過去25年分の試験問題を購入し20周勉強したという強者は中村さん。いやー、すごい努力家。コーアツ工業さんにはそんなタレントが育つ土壌があるようだ。「主任技士を持ってる奴らより俺の方が詳しい」と豪語した横浜のキャバクラ狂い転職豚野郎とは質が違う。そもそも、比較してしまってはダメ。元気にしてるかな、あいつ
改質スラッジ(練り水、結合材置換)に上澄水と混和剤を投入。フィルタープレスのスラッジケーキだけじゃない! 固まる君から出てきたスラッジだって改質できます
生コンできました。やっぱ、白いですね。それは高炉スラグ微粉末が用いられているから
多分、そこそこ強度出る、はず
規格値からは大幅に外れたものの重さだけを求められる部材への適用を検討しているためJIS規格丸無視でOK。 規格外コンクリートは日本が規制するニーズをはみ出して世界が求める環境配慮のニーズに向き合っています。で、これまでの知見から察するに改質スラッジが供給するアルカリをがっつり消費して高炉スラグ微粉末もしかしたらOPC以上に強度発現に貢献するのではないかって思ってます。7日強度が楽しみ
コーアツ工業さんでは更なる実験がこれから繰り返し行われる予定です。 そんなコーアツ工業さんにオワコンの宮本さんが訪ねたがる理由に近くにある日帰り温泉もあります
オワコンの宮本さんのオフショット
ここ、なごみ温泉 やすらぎの湯 はコーアツ工業さんから車で10分くらいのところにある。 自分で言うのもなんですが、日本中を出張して巡り歩いたついでにご当地の日帰り温泉を必ず所望するオワコンの宮本さんにとってここの温泉は多分今までの泉質にはない何かを感じる。 じっくり湯浴みした翌日に好転反応が生じるほど。その好転反応を通り越すとめちゃくちゃ体調が良くなっている(今)ほんとやばいここ。近くに住んでる人羨ましい。チャンスがあったら住みたい。ていうか、大金持ちになったら施設ごと買収したい
「コンクリートをもっと身近に」
こうして同じ時代に同じコンクリートを志向する本機の皆さんとの交流を埋もれさせずに「伝える」情報発信を大切にしていくよっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。