2025/07/26
布基礎の防湿に用いられるコンクリートにはJIS規格の規制は及びません。残渣式流動化処理土・CLSM

このところCLSM(Controlled Low-Strength Material)の受付が壊れ気味なほどに大量な問い合わせがもたらされています。時代のニーズに全部応えてる感じがするこのコンクリートはJIS規格外コンクリートです
残渣式流動化処理土(CLSM)はJIS規格外コンクリートです
本日も規格外コンクリートCLSMの1つ残渣式流動化処理土の貢献をご紹介ですぞっ
CLSM 残渣式流動化処理土
現場情報:日清エンジニアリング
日清エンジニアリング(株)様 流動化処理土
伊藤ハム 大型 32㎥
(共有:ICC配車係)
布基礎の中の湿気抑え
布基礎って何?(AI)
布基礎(ぬのきそ)とは、建物の壁の下に帯状に設けられた基礎のことです。逆T字型の鉄筋コンクリートを連続して配置した構造で、建物の荷重を点と線で支えます。
つまり、地面が丸裸で見える構造ということになるため、上がってくる湿気を抑え込むために土間コンが施工されたりするのだが、今回はCLSMの出番となりました
ポンプ圧送です。JISコンと違ってほとんど作業発生しません
生コン単価より1万円くらい安い
湿気を抑えるだけ。埋め戻すだけ。だから、強度とか耐久性は柱や梁に求められるそれとは全く異なる。つまり、結合剤の量をめっちゃ減らせるから、骨材だって減らせるから、めっちゃ安い。諸物価高騰の折になかなか貢献しています
ドロドロとホッパーに入り込んでいき水のように充填していきます
JIS規格などの規制がないから自由
基礎構造物はもちろん規格品(JIS A 5308)が求められていますが湿気抑えにはそんなもの要求されません
そのため、残コン由来のCCU材や改質スラッジ(ジョイスラッジ)などなどいろんな先端技術の実装も比較的スムーズ
騒音も振動も粉塵も発生させない環境配慮型もCLSMの特徴
規格外コンクリートのことなら JOIS CD協会 までお気軽にご相談ください
規格外コンクリートの JOIS by CD協会
Japan Out-Industrial Standard
規格外コンクリートの市場拡充を企図するJOISはコンクリートディレクター協会のコンテンツとしてコンクリート実務家らの相互交流を促進しています
みんなコンクリートの専門家。だから、議論は盛り上がる
「コンクリートをもっと身近に」
現場の貢献を埋もれさせずに伝えて知ってもらうことが使命だよっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。