2025/09/03
日時を指定してお買い求めいただける残コン【ザンコン™︎】の製造設備見学はいつだって誰だって

生コンポータルとしては四半世紀。パートナー MAPEI や JOIS by CD協会 の交流の末に ザンコン™︎ として結実した「日時指定して注文可能な残コン」の製造設備見学はいつだって誰にだって開放されています。今回は白石建設武南社長をお迎えいたしました
ザンコン™︎ 製造設備見学はいつだって誰だって
本日は昨日(2025/09/02)白石建設武南社長をお迎えして開かれたザンコン™︎製造設備見学の模様をお伝えしますー。。
座学(社内規格)
ザンコン™︎の製造はICC内で生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)が行っています
ザンコン™︎原材料(骨材)
由来は残コンを粒状化させて分級したもの
残渣(スラッジ)もブレンドしてあります
こちらを乾燥養生した上で分級
ザンコン™︎原材料(結合材)
汚水(洗浄水や残水)は濾して残渣と取り出しいわば回収セメントなるものを得る
こちらが回収セメント。このままでは単なる生コンスラッジなので結合材として再利用可能とするための加工を施します
こちらが加工を施すためのピット
簡易計量プラントにポンプアップされ生コン車に回収セメント「ジョイスラッジ」として投入
プラントがなくともサンドポンプから直接投入(時間で数量管理)もできる
ザンコン™︎ はグローバル企業MAPEIやJOISとの交流から生まれたんだぜっ
ザンコン™︎ はMAPEIやJOISとの共同開発です
GNNから端を発した生コン工場らの交流は現在 JOIS by CD協会 で引き続き息づいており、さらにはグローバル企業MAPEIとの連携もはや16年目を数える
「コンクリートをもっと身近に」
全生が使用を取りやめるくらいのインパクトがあるザンコン™︎をガンガン広げて世界標準にして参りますっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。