長岡生コンクリート

2025/06/17

生コンや砕石の工場で発生する残渣や回収骨材をストックしておいてフェイズフリーなインフラ施設として地域に還元

生コンや砕石の工場で発生する残渣や回収骨材をストックしておいてフェイズフリーなインフラ施設として地域に還元

生コン/砕石工場にとっては厄介者のスラッジ(残渣)もフェイズフリーな資材として高度に利用が可能なことが至近の取り組みで明らかになっている。JOISが推進しているスラッジ高度利用メソッドと残コンを掛け合わせて地域インフラに還元する取り組み



ジョイスラッジでフェイズフリー

 残コン女の子

コンにちは! 残コンさんでっす
本日は生コン/砕石残渣や回収/粒状化骨材をフェイズフリーなインフラ資材として有効利用する取り組みのご紹介ですー。。

生コン/砕石 スラッジなんぼでも受け入れるよ

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こちら、砕石スラッジ

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こちらは生コンスラッジ。いずれも、砕石/生コン工場では余剰分として廃棄処分されているものを残コンstでは原材料として用いています

【ジョイスラッジ】改質ピット

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ジョイスラッジを作るのに必要だからみなさんたくさん持ってきてください

JOISメソッドとミキシングバケットで製造

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ジョイスラッジ完成。これに回収/粒状化再生骨材を投入すればそのまま生コンです。 残コンstでは10年以上CLSMの製造に携わっていることもありミキシングバケットが標準搭載されています

ジョイスラッジ投入プラント

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ジョイスラッジ出来上がり

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CLSMで利用しているプラントをそのまま計量と投入のために活用。こちらでジョイスラッジは規格外コンクリート(オワコン/オコシコン/clsm/他)はもちろんのこと、実際に余った残コンに投入され、フェイズフリーの文脈を意識しつつスポーツやイベント施設など地域インフラに還元される

コンにちは、まさ固さんです
当日余った残コンだけでは供給が覚束ないコンクリートブロックの増量材としても利用が期待されています

まさ固さん

残コンブロックの増量材としてジョイスラッジ

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生コン工場なら誰もがわかるこうしたブロックの売れ行きは好調で「残コンが足りない!」なんてことも。だからこそ、ジョイスラッジと回収(粒状化)骨材を用いて当日余った残コンを増量すれば顧客のニーズにも応えることができる。そんなジョイスラッジ残コンブロックは地域のスポーツやイベント施設などのインフラとして普段は利用されるが災害時には道路復旧や土留め資材としても活用可能

コンにちは! オワコンの宮本さんですっ。 いやー、寝ても覚めても 残コン(マッチング)と(ジョイ)スラッジとフェイズフリーのことばかり考えてますっ
「コンクリートをもっと身近に」
こうした取り組みは伝えてなんぼ!お役に立ちましょうっ
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。

ぉわっこーン‼︎

まさ固さん

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士