2025/12/18
土間コンひび割れ抑制に根拠不明なワイヤーメッシュではなくアメリカでは主流になっているPP繊維【バルチップ】の使用をお勧めします
そもそも、ワイヤーメッシュを土間コンのひび割れ抑制に使用する習慣はアメリカに端を発している。多くの専門家に指摘されているように、そのワイヤーメッシュのひび割れ抑制効果の直接的で定量的な評価は示されていない。事実、祖国アメリカではもはやワイヤーメッシュが主流ではなくなっている。
土間コンひび割れ抑制の主役はワイヤーメッシュからPP繊維に移行します
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本日は根拠不明なワイヤーメッシュのひび割れ抑制効果に代わって注目されているPP繊維のご紹介でっす。。
土間コンひび割れ抑制アメリカではPP繊維が主流
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オワコンの宮本さん、コンクリートに携わってはや25年四半世紀が経過しようとしているがこれまで一度も理論的に土間コンクリートに利用されるワイヤーメッシュのひび割れ抑制効果について説明されたこともなくほぼほぼ思考停止に近い状態で利用されていることに疑問を抱いてきました。そこで、現代のテクノロジーAIに訊いてみる事にしました。
Q:駐車場などに採用される土間コンクリートのひび割れ抑制効果があるとされているワイヤーメッシュの使用について直接的定量的にその効果が立証された論文はありますか?
A:土間コンクリートにおけるワイヤーメッシュのひび割れ抑制効果について、その効果を直接的かつ定量的に立証した特定の研究論文を見つけるのは困難です。
これまでも先輩や学会の論文などでその根拠が定かではないことを知ってはいたが、AIもまさか同じ見解を示すとは驚きました。
それでは、そもそも土間コンのひび割れ抑制にワイヤーメッシュを使用する習慣はアメリカに端を発しているので、本国アメリカでは今どうなっているのかAIに尋ねてみました。
A:アメリカでは、土間コンクリートのひび割れ抑制のためにワイヤーメッシュを使用することは一般的ではなくなりつつあります。その代替として、主に以下の方法が採用されています。
現在の主なひび割れ抑制方法
繊維補強コンクリート(FRC)の利用:
コンクリートの練り混ぜ時に、ポリプロピレンや鋼鉄などの短繊維(ファイバー)を混入させる方法が普及しています。
この繊維がコンクリート全体に均一に行き渡ることで、ひび割れが発生してもそれ以上の拡大を防ぎ、粘り強さを向上させる効果があります。
ワイヤーメッシュを敷設する手間が省けるため、施工効率が向上し、コストダウンにつながる可能性もあります。
2026年には加速する脱ワイヤーメッシュの動き
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一方、バルチップなどPP繊維によるひび割れ抑制効果については多くの論文発表の報告もある。担い手不足が深刻な中、事前工を強いるワイヤーメッシュの使用に代わってPP繊維による土間コンひび割れ抑制への期待は広がる。 脱色むら!脱ワイヤーメッシュ!脱炭素! 3脱土間コン製造・施工見学会は【土間コン博士】住友林業緑化伊藤英さん主催(2026/01/26 ナマコンバレー) なお、住友林業緑化の土間コン博士こと伊藤さん命名「3D土間コン」(脱炭素/脱色むら/脱ワイヤーメッシュ)見学会ではその実際の様子をご見学いただけます
汚水(残コン)処理対策もバッチリ
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我が国でPP繊維採用を妨げる要因になっているのがPP繊維が混入した残コンや汚水の処理。メーカーバルチップでは写真のように繊維をきちんと処理するための汚水フィルターが提示されています
なお、生コンに事前に配合することなく現場で作業中に散布する方法論も確立されています
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なんなら上から撒くだけでもOK
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なお、PP繊維は生コンに配合せずとも写真のように上から撒いて沈めることでも十分ひび割れ抑制効果があることは論文でも説明されている(東急建設とバルチップの連名)
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見事に沈んでPP遷移のネットワーク(架橋効果)によるひび割れ抑制が立証されています。また、表面からPP遷移がヒゲみたいに飛び出たりしたとしてもバーナーで炙れば消えてなくなるのでご安心を
こちらの動画でもわかるようにPP繊維は炙れば溶けてしまう。だから、仕上げ面から飛び出るなどしても大丈夫
「コンクリートをもっと身近に」
乗り遅れちゃダメだよねっ
オワッコーン‼︎
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作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。
