2019/12/16
「縁の下の力持ち【生コン】に光が届く時代」(週刊生コン 2019/12/16)

通常僕たち生コンは一般には認知されないものだった。インターネットとは無縁のものと思われていた。普段は人知れず操業されている「生コン」に一度光が当たるとどんなことが起きるのか?現代はとんでもないことが数多く起きている。
【静岡】「年末・年度末の強い味方!人手不足・工期短縮に流動化処理土」大林組
https://www.nr-mix.co.jp/lquid/blog/post_59.html
⚫︎生コン
⚫︎埋め戻し
誰も両者の因果関係を想像すらできなかったはずだ。
ITで情報は解放される。
ものづくりラストマイル生コンが埋め戻し材料を生コン車でお届けできる時代。
それもぐぐったりするだけで簡単にその情報にリーチできる時代。
20年前じゃとても信じられないことが今生コン・建設で起きている。
【山形】「DIYたった2名で60m2!」「プロ顔負けの透水性コンクリート施工」施工指導
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/diy260m2.html
山形の一般の方と静岡の生コン工場がつながる時代。
ほんの10年前には絶対に考えられなかった。
それも、DIYという今風の手段でお施主さんが直接生コン工場から生コンを買う。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/diy_5.html
そしてそれは1週間に2回も起きた。
隔世の感がすごい。
情報はもはや空間を超越した。
わかっているけど、実際にそれが起きると興奮してしまう。
「ポスト穴の位置間違いを補修しました!」一式70,000円
https://www.nr-mix.co.jp/rc/blog/70000.html
以前はこんな情報は一般人が知る由もなかった。
それは施工者や製造者のようなプロにとってもいいことではなかった。
建設資材の中で唯一生コンは半製品。
その半製品を現場で成形する。
それは多くの失敗や不具合・欠損をうみだし施主・施工者・製造者すべてに不幸をもたらしてきた。
それらを解消できるテクノロジーの存在。
知られていなければ存在していないのと同じ。
ITの時代、そうしたテクノロジー群は適切に市場と顧客に「知られ」「存在」するようになる。
【東京】「健康診断やってますか?」コンクリート診断士は頼れる町のお医者さん
https://www.nr-mix.co.jp/diagnosis/blog/post_45.html
こちらもそう。
インターネットで「知られた」からその不安は「解消された」。
知らなければ、不安は続いていた。
伝わる。知ってもらう。ようやっとその価値は存在することになる。
これまで縁の下の力持ちとして一般には意識野にすらのぼることのなかった生コン。
そして、そこに従事するラストマイルたち。
今これまで長年(70年以上)培ってきたそれらラストマイルの価値はITで解放されようとしている。
70年産業の蓄積だ。
一旦解放されて仕舞えば圧倒的な力でもっともっと社会をよくしていくことだろう。
いよいよ生コンにもITが本格的に到来をしたのだ。
このところの生コンポータルお引き合いのほとんどはインターネットとなっている。
4年前には考えられなかったことが日々当たり前のように起きている。
この短期間でこれほどの変化。
この先の5年10年。
一体生コン産業にはどんなことが起きるのだろう。
興奮を禁じえない。
それが、「縁の下の力もち【生コン】に光が届く時代」になるのだ。
宮本充也