2025/05/28
しまやん、qnote、JOIS by CD協会、ほか法人や個人がそれぞれの得意を持ち寄って作る【残コンマッチング】アプリ開発

昨日(昨日)東京は阿佐ヶ谷のcrotchet / cafe (qnote本社)を舞台にしまやんやJOIS by CD協会の関係者らが集って残コンマッチングアプリ(「残コンさんいらっしゃい」)の開発キックオフが行われました。対象は生コン工場や生コン組合、または各地の行政、DIYer、コンクリートを必要とするすべての方々へ届ける
残コンマッチングアプリの開発がスタートしました
本日はオワコンの宮本さんがご執心の残コンマッチングアプリ開発についてのご報告ですー。。
crotchet / cafe でアプリ開発キックオフ
キックオフは地元阿佐ヶ谷では猫ビルと呼ばれているqnote本社1Fはカフェが舞台となりました
qnoteが運営するカフェ crotchet / cafe は会議スペースも確保されている。Lumberとかぶるね。姉妹カフェだね
鶴田社長ぢきぢきに施設をごあんにゃいいただきました
地下1Fはスタジオです。こちらでジョー横溝さんなど音楽界の有名人がラジオしたりライブしたりしてるそうです。残コンマッチングアプリ開発はそんなシステム会社qnote本社でキックオフを迎えました
残コンをそのまま現地へ
まず、メインの機能は残コンをそのまま必要としている人に届けるマッチング機能。現場で余った生コンの情報は残コンマッチングアプリ「残コンさんいらっしゃい」に入力され直ちに必要としている人にポップアップで表示される。施工の準備が整っていたらマッチング成立。写真はパンプトラックに用いられている実際の残コン。さらに、残コンの活用法はまだまだある
残コンをオワコンに加工して届ける
こちらは、熊本県玉名市や富山県高岡市ですでに検討が始まっている地元副産物残コンをオワコン®︎に改質して地元インフラの防草や排水など維持管理に適用するというもの。当面のユーザーは行政や生コン組合を想定しているが、近い将来残コンマッチングアプリからオワコンを求めるDIYerも登場するかもしれないね
残コンを原材料にして作った規格外コンクリート
なお、残コンマッチングアプリでは上記他に残コン由来の原材料を配合した規格外コンクリートの取り扱いも検討している。
ジョイスラッジ
こちらは、生コン工場で発生する生コンスラッジという副産物を加工して液体混和材とした「ジョイスラッジ」
CN骨材(粒状化再生骨材)
こちらは残コンを処理して得られた骨材(粒状か再生骨材/CN骨材)は気中二酸化炭素と含有成分の水酸化化カルシウムが反応して炭酸カルシウムになる(Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3)ことでカーボンネガティブを謳う生コン用骨材
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
各種CNコン |
生コン単価 | 込 | 0.5m3 |
ナゲコン(着色) | 10,000円~ /m3/袋 |
別 | 1m3/袋 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |

「生コンビニ」でお馴染みオワコン、オコシコン、イワモル(CLSM)や各種CNコンクリート(再強コンクリート、2x3コン、ヌテコン、ヨーナクリート、R・CON、NECON、etc...)も残コンマッチングアプリからオーダーできるよう整える見通しだ
オワコンの宮本のやつ、生コン工場に入職してまさかアプリ開発に携わるなんて思わなかったらしいぜっ
始まる! 生コン屋さんのアプリ開発
生コンポータルからは左から池上さん、小松さん、オワコンの宮本さんが参加して残コンマッチングアプリ開発キックオフを盛り上げました。生コン工場がまさかアプリ開発に着手するなんて思ってもみませんでした。特に、背中しか写っていない小松職員のテンションが久々に爆上がりでした
「コンクリートをもっと身近に」
なんか、これ、四半世紀かけていよいよ目的地に辿り着いた感が半端ないよっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。