2025/06/21
【残コン】で防災備蓄を兼ね備えた施設インフラ(CNSPや野外音楽堂)を建設する(JKA、qnote 他)

地域(伊豆半島)で発生する副産物「残コン」をアプリで動体管理、さらに生コンスラッジや回収骨材を高度利用しアウトレット生コンとすることで、内陸部に位置する サイクルスポーツセンター(JKA) や crotchet / school(qnote) に防災備蓄を兼ねた施設インフラ(CNSPや野外音楽堂)を設置するプロジェクトが始まる
1. 残コンマッチングで残コンを調達
2. 生コンスラッジや回収(再生)骨材を用いてアウトレット生コンを製造
3. 残コン、アウトレット生コンをブロック、砕石、舗装として適用するパンプトラックやスポーツコート、野外音楽堂として利用される
4. 残コン/アウトレット生コン由来の資材は災害時の復旧資材として備蓄を兼ねる
残コンで施設インフラと防災備蓄フェイズフリー
残コンマッチング
残コンマッチングアプリ by qnote
地域の産業副産物「残コン」を動体管理して有効利用するためのアプリケーションはスマホで簡単操作
①残コン
②アウトレット生コン
③ブロック
(将来的には)
④各種規格外コンクリート(は地域特性を尊重したラインナップ)
①は即時性が求められますが、それ以外は求められません
現在システム開発会社 qnote により開発中の残コンマッチングアプリを用いて残コンを調達し、ブロックや砕石(粒状化再生骨材)、舗装として適用する
アウトレット生コン
フィルタープレスや回収(再生)骨材を高度利用(JOISメソッド)をすることによってアウトレット生コンが製造される
アウトレット生コン = ジョイスラッジ+回収(再生)骨材
1. 残コンや汚水からトロンメルで骨材を回収する
2. 生コンスラッジを生成する
3. JOISメソッドを実装し液体混和材料(ジョイスラッジ)を得る
4. ジョイスラッジと回収(再生)骨材をブレンドしてアウトレット生コンを得る
5. 舗装やブロック、砕石(粒状化)を得る
ジョイスラッジに骨材を配合すればアウトレット生コン 残コンアプリとステーションでアウトレット生コンを作ってニーズとマッチングあるいは防災備蓄を兼ねた施設インフラ
CNSPや野外音楽堂として利用
舗装やブロック、砕石さえあれば、スポーツコートやパンプトラック、観客席やステージなどは建設可能。 そんなCNSP(カーボンニュートラルスポーツパーク)や野外音楽堂は サイクルスポーツセンター(JKA協力)や qrotchet / school(qnote協力)に設置され、イベントやスポーツインフラとして、あるいは観光案内施設として利用を予定している。なお、施設設計は沼津つーしんでお馴染みしまやんパデルにご執心の正蓮寺GENJO和尚が手掛ける
そんなCNSPや野外音楽堂は災害時には直ちに姿を変え災害復旧資材として活躍が期待されます。まるで、困った時に分け与えられるアンパンマンの顔みたいですね
災害復旧資材として備蓄を兼ねる(土留め、砕石)
震災や豪雨災害で崖崩れや道路陥没などが生じた場合に災害復旧車両を通すための応急資材としてCNSPや野外音楽堂は解体され移設される。全てこれまで廃棄されていた残コン(生コンスラッジ)を利用しているためサステナブルだし 含有する水酸化カルシウムが気中二酸化炭素と反応するためカーボンニュートラル、さらにサーキュラーエコノミーでフェイズフリーな地域循環の創造を目指す
「コンクリートをもっと身近に」
きちんと伝えて少しでも多くの人たちに知ってもらってコンクリート産業の貢献を広げていこうっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。