2025/07/17
コンクリート工学会の年次大会が開かれている盛岡にやってまいりました

とても勉強になります。本日も各種CCUの研究などの発表が目白押しです。楽しいですね、学会の年次大会って。本日も楽しみます
JCI年次大会 in 盛岡
昨日(2025/07/16)からオワコンの宮本さんがJCI年次大会に参加していますのでそちらのご紹介ですー。。
JCI年次大会 in 盛岡 前日入り
駅の中にある磯乃というお店のコスパがやばいです。ここ、すごいお店なのに混んでなくて快適。今日も行きたいと思います
当日(2025/07/16)はこちらつけ麺和(kazu)フェザン盛岡店で。 つけ麺そのものよりも給仕してくださるお姉様の迫力がすごいです。ある意味名物だと思います。まだ、盛岡にいる方がいらしたらぜひ
基調講演
石田哲也先生
cn生コン工場に期待する役割として東京大学の石田哲也先生からの基調講演。残コンや戻りコンを由来とするCCUの事例としてタケサイトが紹介されていました。オワコンの宮本さんとしても上澄水が「飽和水酸化カルシウム溶液」であるという着想をいただいたのは石田先生のコメントからだったことを振り返ります。また、バサルト繊維、バサルトFRTP筋、の事例紹介がありました。 こうした鉄筋代替材料が普及すれば中性化なんも怖くないし確かにいいことだなと思いました。
江里口玲さん
改正Gx法、カーボンリーケージ、カーボフィックスセメント、クリンカ比率の低減、などのセメント業界が抱える課題や機会についてたくさん事例をご紹介されていました。とても勉強になりました
オワコンの宮本さんの着想
先生方のお話を聞いてると頭の中でいろんなアイディアが生まれてきます。多分、これ、最強のCCUだなって思うのは、ジョイスラッジ(スラッジを液体混和材にするメソッド)と回収骨材をブレンドして生コン(のようなもの。強度はあまり発現しない)を製造して直ちに粒状化して得られた骨材は無敵の水酸化カルシウムお化骨材になるので放置しててもDACによりCO2を吸収固定するので、そのままカーボンネガティブ材料として適用可能。もちろん、炭酸カルシウムになってからコンクリート用骨材として利用するのも可能。 そもそも、捨てるのにめっちゃお金がかかってたスラッジをそのままその場で利用して得られる骨材だから一切CO2発生させません。これ、最強です。世界一です
頭の体操にも最適な学会の年次大会は明日まで盛岡で開催されています
2025/07/18まで続きます
基調講演とパネルディスカッションで幕を開けたJCI年次大会は明日(2025/07/18)まで盛岡駅前アイーナ盛岡で開催されてます
「コンクリートをもっと身近に」
学会できちんと最新の研究に触れることもコンクリートやさんの使命ですっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。