2025/08/01
特定の企業や団体の色に染まらないみんなに愛されるノーブランドな再生生コン流通システム構築

我が国でもさまざまなチーム、団体らによって様々な再生生コン(CNコンクリート)の取り組みが生まれている。 なかなか広がらない再生生コンの市場。その中にあって特定の企業や団体に縛られない出入り自由で風通しの良いノーブランドの再生生コンというプロジェクトについて
出入り自由! ノーブランドの再生生コンコンソーシアム
本日はいよいよキックオフの試験練りが始まったノーブランドの再生生コンプロジェクトについてご紹介でっす
RC40を骨材として配合
こちら、都内の中間処理業者 黒姫 で生産されたRC40を再生生コンの骨材として適用する
他の原材料は普通コンと一緒
配合される原材料は写真の通り。骨材を規格品再生骨材ですらなくいわゆるRC40を適用すれば規格外品ではあるものの再生骨材コンクリートになる。なかなか市場拡大が進まない再生骨材コンクリートにあってこちらのプロジェクトではノーブランドでも構わないから再生骨材コンクリートを流通可能なシステム構築を企図している
再生生コン試験練り
当たりをつける試験練りということなのでとりあえずICCにある配合にそのままRC40を適用して試験練りを行いました
生コンにはなりました
7日強度の確認の上9月以降関係者らをお招きした製造・施工見学会を開催する予定
まぁ、生コンにはなったなっ。9月以降のデモでいよいよお披露目だぜっ
ノーブランド再生生コンコンソーシアム
今回ご参加いただいた企業は都内大手中間処理業の黒姫さんと解体業の都市テクノさん。現在様々なパーティーで進む再生生コン(脱炭素)の潮流にあって本プロジェクトチームは「ノーブランド」(誰のリードにも与しない指揮者のいないコンソーシアム)を理念に再生生コンの普及活動が始まる
「コンクリートをもっと身近に」
手分けして営業活動「伝える」情報発信やっていくよっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。