2025/08/03
生コンスラッジからRC砂を製造! 改質スラッジ【ジョイスラッジ】の秘める無限の可能性はこれから徐々に詳らかになっていく

生コンスラッジを捨てている全ての方に朗報です。改質スラッジ(ジョイスラッジ)なら仮に捨てたとしてもコンクリートくずになるから安くなるし高望みしなければ適用先なんて無限に見込まれる
生コンスラッジは捨てたらもったいない
本日も改質スラッジの適用先検討のお話となりますー。。
みんなの厄介者「スラッジ」が機会に!
はい、生コンスラッジ。 これを見ただけで吐き気を催す人もいるんじゃなかろうかというくらいに生コン界隈では厄介者。 このところ、コンクリートディレクター界隈ではこのスラッジを機会に転換しようという動きが俄かに始まっている
スラッジの下処理
ここでは便宜上ハンドミキサーで撹拌していますがこの作業は通常のバックホウでも行うことができます。 なんか、このところ思うのだけど、四半世紀も残コンに取り組んでいるオワコンの宮本さんとしては昨日今日のなんちゃって残コン博士が偉そうに物申すのを見ていると哀れみを感じることがあります。いいから素直に教えを乞いなさいと言いたい
ちょっと撹拌するだけで流動性が出るって知ってた? 意外と知られてない生コンスラッジの真実
ちゃんとフローもあるんだよ
スラッジを改質しよう「ジョイスラッジ」
本邦初公開改質シーン。ていうか、もう、完全にスラッジを楽しんじゃってます。先日は地元の山本行政書士事務所で中間処理業(限定)の許可申請の打ち合わせ行ってきました。スラッジの受け入れを有償で行うことができたら生コンポータル無敵ですね。IPOしてやろうかな
ほら、こんなに緩くなってる。これが改質効果。
そして、これ、フローが伸びる(流動性が大きくなる)だけでなく、「改質」されている、ってところがゴイスー
回収砂と混ぜればモルタルになる
そんで改質スラッジ(ジョイスラッジ)に回収砂(写真は粒状化再生細骨材)を投入・撹拌
供試体作成してみました。 7日強度で管理します。ていうか、これ、CLSMになるね、当然だけど。 で、固まったものをそのまま砕けば(簡単に砕ける)再生砂だよね。これで、あらゆるスラッジ問題は解決するってこと。また、強度が足りねえってことになるなら高炉スラグ微粉末などSCMsを累加してやれば問題解決スラッジ捨てるより安いでしょそのくらい
残コンの鉄則は出口の確保ってのはよく言われるところだが、改質して管巻き砂にすれば多少の価値は付加されるぜっ
改質スラッジのことなら JOIS by CD協会
JOIS(Japan Out-Industrial Standard)
コンクリートディレクター協会が推進するJOISでは規格外コンクリートを改質スラッジなど副産物由来の各種原材料の出口(適用先)と位置付けて市場創造を推進しています
「コンクリートをもっと身近に」
これから、いろんな企業や団体・個人と本技術をめぐる協働が始まりますっ。興味があるのにただみてるだけのそこの君! ちみも当事者なんだからねっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。