正確な統計があるわけじゃないけれど、日本一の面積を誇る生コン工場茨城県つくば市は大里ブロック工業にいつの間にか日本一の規模の残コンステーションが爆誕していた。その製造フロート出口論について。

日本一の残コンステーション

ど〜ん。

日本一の残コンステーション爆誕。

手前に見えるのは残コンブロック（BETONブロック）の型枠。

戻ってきた残コンの中でも品質の高いものはこちらに投入されブロックとして販売される。

残水ピット。

残水とは、生コンの荷下ろしのあとにブレードやシュートを洗浄した際に発生する汚水のことだ。

昼夜時間をかけて鋼管の隙間から濾すことで残渣（新鮮なスラッジ）が生成される。

動力は電気でも経由でもなく「重力」と「時間」だ。

こちらが残コンピット。

戻ってきた残コンの性情によって薬剤（Re-con ZERO EVO他）が投入され強制乾燥（曝気）される。

敷地が確保できう場合はこのように改質された残渣・残コンは薄く広げられホイルやクローラーなどで圧壊され完全に砂粒状に変化する。

粒状材料のストック状況。

写真にも映り込んでいる振動ふるい（？）を用いて粒度調整が行われる。

そうなれば、それはそのまま生コンクリートの原料として利用可能だ。

同社らではそのコンクリートをECONと名づけて通常品の2000円引きで販売しているという。

そりゃあ、残コン由来だもん、同じ価格で販売したら客に詰められる笑。

⚫︎参考記事： 【茨城】「本格的な雑草シーズンに向けてやります！オワコン47都道府県 施工・製造 体験会！！」大里ブロック工業

⚫︎参考記事： 【茨城】「直接気軽にLINEで相談を寄せる時代。嘘は簡単にバレるのであります」大里ブロック工業

残コンステーション解説動画。

残コンステーション（生コン工場）は資源の循環を呼ぶ

⚫︎参考記事： 【プロジェクト】大阪万博残コンゼロ 《残コンさんいらっしゃい！》 YouTubeトーク番組 （RRCS・大阪兵庫工業組合）

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仮称「残コンステーション」を本プロジェクトが主導となって設置し、（「残コンさんいらっしゃーい！」というノボリが設置されるのだろうか笑）残コンを受け入れる。 そこに持ち込まないゼネコンは酷い目に遭う笑。 残コンステーションではRRCSらで議論されている各種テクノロジーやプロダクトで残コンは循環に向かう。 残コンだったそれらは新しいマテリアルやプロダクトとして大阪万博建設に還元される。

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作る人は僕たち生コン工場だが、それを使う人はゼネコンや工務店など建設会社・施工者だ。

両輪が互いに尊重し合い機能しなければ永遠に資源循環はやってこない。

その要衝・ハブとして新しい役割を期待されるのが生コン工場、そして残コンステーションだ。

そこに持ち込まれた残コン（生コン）は全てその場で原料に生まれ変わる。

その実践が少しずつ各地に生み出されている。

木田組生コングループの橋本さんから寄せられた残コンステーション喜びの声。

「順調に製品化が進み、特に住宅基礎屋さんに好評で産廃発生がほぼなくなりました。」

さあ、日本一の規模も誕生した。

出口は、非構造体コンクリート（ECONやRconなど）や造粒ポーラスコンクリート（オワコン）など枚挙に暇なし！

見渡す限りブルーオーシャン。

非構造体コンクリートはともかく、造粒ポーラスコンクリート（オワコン）は現在30,000円／m3で流通している。

残コン由来の原料で製造すれば原価は運賃を含めても10,000円を割る。

それが、30,000円で喜ばれながら売れるのだ。

これが、循環の実践。

これが、これからの生コン工場の新しい在り方だ。

宮本充也

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⚫︎参考記事：《快適な庭》「材料30,000円です。任せても工事一式88,800円です。防草シート＋砕石（化粧、防犯）敷きを検討中なら！」雑草・ぬかるみ・水たまり対策

⚫︎参考記事：雑草・ぬかるみ・水たまり解消「オワコン一式 《88,800円》 今なら全国一律で請け負います！！」生コンポータル

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このように、今では透水性コンクリート（ドライテック、オワコン）は土間コン同様に容易に手に入るようになった。

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