2025/09/13
ありがとうサイコーの熊本を満喫することができました!土木学会大会2025レポート

コンクリートが関わる主な学会は 材料学会/コンクリート工学会/建築学会 そして土木学会となりますが今年の大会もサイコーに楽しみました。来年は北海道札幌開催ということで今からテンション高めです
土木学会大会2025 in 熊本 #4
土木学会大会のレポートは #4 でおしまいとなりますー。。
空隙を有する超固練りコンクリートの強度及び透水性に関する研究(豊田高専)
生コンポータルでは四半世紀近くポーラスコンクリート(オワコン/オコシコン)に取り組んでいるためこの手の発表はスルーできません。コンポジット舗装の基層コンクリートをポーラスにするってありだよなって昔から思ってました。ただ、適用範囲は軽交通など限定されるだろうけれども。コンクリートのいいところとアスファルトのいいところをそれぞれ活かせるこうした舗装構造は今後広げていかなければなりません
高炉スラグ生産量を仮想的に減少させた際のセメント産業の環境影響評価(広島大学)
脱炭素が叫ばれるこの時代に大切な問い「そもそも高炉スラグが減ったらどうなんの?」に対しての考察は結果資源循環に貢献をするセメント産業の偉大なる貢献は揺るぎないということで締めくくられていました。僕もそう思ってました
管内圧力及びポンプ主油圧による圧送状態の予測に関する検討(千葉工大)
現代生コン打設の大半はポンプ圧送によるものであり不測の事態としての閉塞は工事現場や工程全体に与える悪影響は無視できない。閉塞の可能性を予知できるとしたら現場にとってこんなに安心なことはないよねっていう研究。橋本先生にもお会いして全力でご協力しますというお約束をいたしました
コンクリート製造プラントにおけるエアエア消費量についての検討(日工)
これ、生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)としても参加させていただいております。意外と知られていなかった生コンプラントの無駄に消費している電力に着目しています。鬼滅でいうところの全集中常駐をプラントに適用するような感じです(?)
湿式炭酸化した生コンスラッジを混合したコンクリートへの混和剤種類の影響(太平洋セメント)
生コン工場に実装を目論む湿式炭酸化に関する検討。残コンと向き合って四半世紀のオワコンの宮本さんとしてはとても興味のある分野。液体のままセメントあるいは砂に置換して利用されるということでこちらもジョイスラッジ(改質スラッジの検討)にも通じるので今後の進展を追いかけたいと思います
粒状化再生骨材の規格化をリードするのはこの人!
2日目唯一聴講いたしましたのは我らがリーダー「サンコン」こと船尾さん(大阪兵庫コンクリート工業組合)の口頭セッション。オワコンの宮本自身ももう四半世紀近く取り組んでいるテーマとなるがいよいよ規格化の道筋がついてきたことは感慨深いものがあります
学会の夜といえば恒例の気の置けないお仲間の皆さんとの飲み会議も大変盛り上がりました
ほんともうサイコー! 熊本の夜(打ち上げ)
熊本の友人のおかげで夜の土木学会 in 熊本 もサイコーでした。最後に打ち上げで利用したお店紹介。人間関係って色々あって煩わしいこともあるけれど、それでも目の前の相手をきちんと尊重して向き合う、続ける、って大切だなってちょっと心が温かくなったオワコンの宮本さんでした。濃い〜熊本の夜を代表する2店舗は相当おすすめです。
焼きとり なか田
最後の馬レバーに運よくありつけました
熊本の馬刺しもきちんと堪能できたし焼酎やこの後の串盛りと続くのですがコスパが相当いっちゃってて驚きました。お財布に優しい名店。こんなお店が近所にあったらいいなって感じ
スナックあつ子
挙げられない写真だらけです笑。 でも、ここは相当やばい。お子様でも安心して見ていられる(?)下ネタオンパレードあつ子ままのキャラクターは熊本の夜の代表選手です。
「コンクリートをもっと身近に」
そんなコンなでコンクリートに携わる僕たちは逞しく毎日を楽しんでいますっ。「伝える」情報発信にこれからも励みますっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。