2025/09/12
一つのテーマに集中して歳を重ねることいいことだらけを実感した土木学会大会2025 in 熊本

前回のブログに続いて大会11日午後の部をご紹介。オワコンの宮本さん現在47歳。22歳の頃からコンクリート一筋でこれまでやってきました。歳を重ねることはもちろん衰えることもあるけれど、それ以上に実りあるいいことだらけを実感した土木学会での皆さんとの交流
土木学会大会2025 in 熊本 #2
引き続き土木学会での交流の模様をお伝えしますー。。
製造・施工2
グルメと温泉を堪能したオワコンの宮本さん午後の聴講は我らがCUCO製造設備分科会の面々が登場する製造・施工2。我らが二見メンバーの姿も見られます。ちゃんとユニフォーム着てます https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jsce2025/session/2KU-2021-27
生コン工場の消費電力3割カット
ご覧ください、連名者にアタクシオワコンの宮本さんの名前も連なっているではありませんか。テンション上がってまいりました
聴講ノート:目標は設備全体で30%電力削減 2030まで
・cucoスラッジ水高度利用→スラッジ水15.4kg(m3)/セメント活性の持続というアプローチはmapecubeと異なる/3-6-9%に対してmapecube20-40% この対比を今後探究するのもいいかも
・cuco製造設備→コンプレッサー/自動エアレーションに着目/エアーの電力占有率40-50%/インバータor not/日2.6kg当たり削減/設備の最適化/設備全体30%削減が目標/ミキサ軸封シール/b社はどっち?/計量・貯蔵/→全生技術大会での発表の方がインパクト大きいはず
いろんなCO2排出抑制や固定化の発表が相次いでいたが地味だけど生コン工場の消費電力が3割カットが最も大きなインパクトだと思います。これ、日本は愚か世界に展開されたとしたらスーパーすごくないですか。それに、取違さんもおっしゃっておられたけど、マテリアル系の研究者というよりも全生技術大会や青年部とかより生コン実務に近いところで発表した方が衝撃は大きいと思います。すごいことですまじで
観光や文化活動 午後の部
こちら、懇親会会場(城見櫓)からの景色。熊本城のエピソードたくさん聞けました、乾杯前に汗
サクラマチクマモトに置いてあるストリートピアノではオワコンの宮本さん現在の課題曲ノクターン1番(ショパン)を演奏。出張先でストリートピアノを探したり演奏したりするとその街の文化に対する姿勢を感じることができてなかなか気に入っている習慣です。ちなみに点鼻薬を1日に2回もなくすという珍事に見舞われてすかしてピアノ弾いてた自分を呪わしく思ったのはこの後のことです
お仕事、お勉強はもちろん大切ですが、文化や健康もきちんと充実した1日になったようです
コンクリート研究者・実務者の集い
会長岸先生のご挨拶から始まるこの「コンクリート研究者・実務者の集い」は40代以上のコンクリートに携わる方々を対象として土木学会の度に開催されている懇親会には今回で3回目の参加となりました。いわば、コンクリートの最先端を行く方々との交流会でなんだか頑張ってきてよかった的な感慨に浸ることができます
ZENNAMAでは大変お世話になった梶尾さんはなんと太平洋コンサルタントの代表取締役に就任されていました(ピンぼけしぃやせん)。 まあ、加齢とは衰えなど悪いことが多いように思うかもしれないが、こうして20代から親しくさせていただいた方のご活躍に触れるなどいいこともそれ以上にたくさんあるなあとほこほこして帰りました。
「コンクリートをもっと身近に」
だからこそ、一線で活躍する方々と今も気持ちよく交流ができるんだよねっ。2日目も楽しみですっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。