2025/09/09
生コン工場で生コンが製造され残コンが発生し加工されザンコン™︎になるまでを追いかける #1

生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)では残コン由来の廃棄物 生コンスラッジ(フィルタープレス)の中間処理業許可申請に山本行政書士事務所さまのご指導を仰ぎつつ挑戦する。そのための資料を兼ねたブログ #1
生コン工場で生コンが製造され ザンコン™︎ ができるまで #1
山本行政書士事務所さまのご指導を仰ぎつつ業許可申請への挑戦が始まりましたので本日は生コンが残コンになるまでのフローをご紹介いたしますー。。
ストックヤード(骨材)
レギュラー品はこちらにストックされ。これらは、山や川など自然を削り加工(分級)され生コン工場までダンプトラックで運搬される
軽量骨材や再生骨材など特殊品は補助ホッパーを経由して搬送系統に投入される。レギュラー品ほど頻度の高くない骨材は全てこちらを経由する
搬送設備(ベルトコンベア)
こちら、傾斜ベルコンは各種骨材が水平ベルコン(後述)で搬送されたのちにバッチャープラントに荷上げするための設備
骨材ヤード(前述)の地下はこうなっています
作業は全てワンマンコントローラと呼ばれる操作盤にて全自動
結合材サイロ
こちらは、5系統のサイロには普通ポルトランドセメントや高炉セメントの他に混和材が貯蔵されている
バッチャープラントで統合され生コン製造・出荷
骨材、結合材、混和剤、混和材、水(上澄水/スラッジ水)はバッチャープラントで統合され生コンが製造され、生コン車と呼ばれる特殊車両で建設現場に運搬される
まず、残コンの何たるかを知るためには生コンを学ばなくちゃだなっ
ほぼ確実に戻ってくる残コン
なお、生産され現場に配達される生コンクリートは型枠にぴったり収まるってことはまずありえないため必ず残コン(余剰生コン)が発生する。 それら残コンは各社各様に処理される。写真のブロック製造はコテコテの処理方法として知られている
#2 ではそんな残コンがプロダクト「ザンコン™︎」になるまでをご紹介予定
「コンクリートをもっと身近に」
舞台裏も包み隠さずどんどん発信しないとねっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。