2025/09/30
ビルトイン型ザンコン™︎ステーション搭載! CCU材製造メーカーを兼ねた業態に脱皮を始める生コン工場

ザンコン™︎ステーション は現代CCU材の製造設備としての側面を有している。ただ単に資源循環だけじゃない。脱炭素社会へも貢献しうる新しい生コン業態へ脱皮を始めたICCご紹介
ビルトイン型ザンコン™︎ステーション(ナマコンバレー)
本日はザンコン™︎ステーションが搭載されている生コン工場が新しい業態へ脱皮しようとしている様子をご紹介ですー。。
イタリアMAPEIと提携
生コンポータルが経営参画する生コン工場(ICC)
この16年イタリアミラノのグローバル企業MAPEIと業務提携している
CUCOにも参画
なお、生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)はCarbon Utilized Concreteの研究・開発・実装を推進するコンソーシアムCUCOにも参画しています
ビルトイン型 ザンコン™︎ステーション でCCU製造
戻ってきたザンコン™︎や他工場から受け入れた生コンスラッジをこちらの ザンコン™︎ステーション で処理してCCU材料の原石を得る
こちらがCCU材料の原石。豊富に水酸化カルシウムを含有しているためCO2を吸収固定することがわかっている
CCU細骨材
粗骨材もストックされています。普段からICCではCNに寄せた生コンクリートの製造が行われています
微粉末は混和材としてアルカリ刺激効果やCCUとして細骨材または結合材に代替しうる可能性を模索している
ザンコン™︎ステーション 担当のフェラーリさんはイタリアベネチア生まれのナイスガイ。生コンポータルでは国際業務もこなしている
生コン工場は見方を変えるとCO2吸収源の宝庫だぜっ
生コン工場はCO2固定源の宝庫
こちら、上澄水は飽和水酸化カルシウム溶液であり容易にCO2と反応する
CCUやアルカリ刺激材などの生コンへの投入設備も完備されています
「コンクリートをもっと身近に」
世間様に受け入れてもらって世界の景色を変えるためにも「伝える」ことが重要なんだっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。