2025/10/11
ザンコン™︎ や 生コンスラッジ ならかなり有効な原材料としてCLSMに適用できます

生コンポータルでは、既に15年の歴史を数えるCLSMは現在申告化するインフラメンテナンスコストの増大を受けて様々な可能性の探求が広がっている。
夢ひろがるCLSMの分野
本日は ザンコン™︎ や生コンスラッジの高度利用も始まったCLSMのご紹介ですぞっ
地面に突き刺さっている配管
これを見ただけでは、なんのこっちゃわからないかもしれないが、実は配管は地面の中にある空洞(廃止管)につながっていて、中にCLSMと言う材料を充填させている様子。
地下空道への入り口
廃止となった管の入り口。これ、このまま地中に放置しておくと劣化し座屈し地表面の陥没などの悪影響をもたらす。
ポンプ車を使って圧送します
生コン車で運ばれた。CLSMは写真のようにポンプ車と呼ばれる特殊車両を経由して、地下道に届けられます。水の次に流通する材料の施工で最も採用されている様式をそのまま応用できるのでCLSMを始めるにあたっての余計な手間やコストはかかりません
さらに、そんなCLSMの可能性はますます広がりを見せています
広がるCLSMの可能性
こちらが実際に充填される材料、CL SM。なお、インフラメンテナンスの問題が深刻化するに伴い、こうした材料の市場は年々広がっている。また、産業副産物の活用も活発に研究開発が行われている。
産業副産物の活用も活発に研究開発
こちらは生コンスラッジに加工を加えて得られたアルカリ刺激剤。こうしたものもそのままCLSMの原材料として活用できることから、再生資源や資源循環、脱炭素といった文脈も兼ね備えることができる。
「コンクリートをもっと身近に」
フィルタープレスの排出口をプールにしといてそこからバッチャープラントに荷上げされてSCMsを計量すれば圧倒的CLSMの出来上がりだねっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。