2025/10/03
ザンコン™︎ステーションはCCU材そしてアルカリ刺激材などの生産設備として位置付けられます

生コン工場に実装されるザンコン™︎ステーションは CCU材のみならずアルカリ刺激材の生産設備となっている。また、その場で直ちに生コン原材料とするため地産地消型ビジネスモデルとなっている
アルカリ刺激材/CCU材 生産設備 ザンコン™︎ステーション
ザンコン™︎ステーションのスラッジ(残渣)
一般に生コンスラッジはフィルタープレスなどの設備から発生するものであるが、生コンポータルでは ザンコン™︎ステーション方式 を採用しており電力を用いないスタイルの残渣が発生している
含水率70%
フィルタープレスの生コンスラッジが含水率50%に対してザンコン™︎ステーション産はおよそ70%となっている。だから、若干ゆるいがいずれにせよスラッジであることには変わりない
スラッジ改質(ジョイスラッジ)
ご覧のようにほぼ流動性を有していない生コンスラッジに改質(MAPEI混和剤)を加える
と、明らかにどろり、というか水のような感じまでゆるく変化してしまう
フロー試験をするとこんな感じ。もう、全然似て非なるものに変化してしまった。 そして、こちらジョイスラッジは高炉スラグ微粉末などSCMsに激しく反応しアルカリ刺激剤として役割を果たす
CO2を吸わせた材料はCCU材、そしてアルカリ刺激の役割を果たすのがアルカリ刺激材、どっちも残コンを由来とするカルシウムイオンが貢献しているんだっ
プロダクト ザンコン™︎ の製造・出荷始まる
当面生コンポータルとしてはこうした付属設備を利用しての生コン製造となるが将来的には全自動でバッチャープラントで製造できるように整備を予定している。CCU材やアルカリ刺激材を用いた ザンコン™︎ には オワコン®︎ オコシコン®︎ イワモル®︎ など各種規格外コンクリートが自然な候補として挙げられる
「コンクリートをもっと身近に」
ここ5年くらいでなんとかパッケージ化を完了させて目指せグローバル展開、だねっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。