2025/10/04
こういうトコなら【CCU】や【アルカリ刺激】【再生】をふんだんに適用した生コン使える

時代はカーボンニュートラルだ再生資源だかまびすしいが実際のところは既往の規制や規格はそうしたイノベーションを阻む立場をとっている。このままだとJIS生コンが時代遅れになっちゃう。そんな危機感を抱き生コンポータルではCCUやアルカリ刺激、再生材といった原材料が比較的適用しやすいコンクリートをご紹介しています
このままだとJIS生コンが時代遅れになっちゃう
SDGsなど時代の要請は高まる一方ですが実際には適用が難しい環境配慮型コンクリートが比較的採用されやすいケースをご紹介しますー。。
独立基礎の捨てコン
特定の工作物など建築ではない施設に供せられる独立基礎などは建築基準法の適用がされないケースも多くさらに「平らにしておくだけ」の用途に用いられる捨てコンならば高いばかりで時代遅れの規格品にこだわる必要ありません
柱や梁など構造として応力負担しない箇所
つまり、要約すれば、建築構造として位置付けられない施設の応力負担のない生コンならCCUやアルカリ刺激、再生材料などの適用が比較的スムーズ。 さらに、そうした原材料はJIS生コンに比べてCO2排出量が少ないばかりでなく安いというおまけまでついてくる
建物周り(外構)
また、建物(建築物)がダメってことなら建物周辺ならいいじゃんってことになります。
玄関先の階段などはまさに典型で、せいぜい人が踏み締める程度だからコンクリでありさえすれば極論なんだって言い訳で、誰もCCU、アルカリ刺激、再生材の利用にケチをつけるものはいない。
努力して探せば結構出てくるもんだぜっ
探せばいくらでも見つかる環境に優しいコンクリ
ゼネコンや工務店の方々は普段から顧客対応や膨大な書類整理に追われてなかなか時代の要請(SDGsとか)に応えるゆとりがないだろう。「コンクリートをもっと身近に」生コンポータルでは「オワコン」「オコシコン」「イワモル」など引き続き比較的適用のスムーズなコンクリートの事例を紹介してまいります
「コンクリートをもっと身近に」
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。