2025/10/04
ザンコン™︎ステーションとたった【これ】だけでできるCO2を固定したCCU材料

新聞誌面を飾る「CCU(Carbon Capture Utilization)」と訊くとちょっと敷居の高いどこか遠い高尚なお話という印象を抱くかもしれません。たったこれだけでできるCO2を固定したCCU材料について
ザンコン™︎由来のCCU製造設備
生コン工場に通常あるような設備だけで製造されるザンコン™︎由来のCCUのご紹介となりますー。。
CCU材料ストックヤード
ナマコンバレーのCCU材料ストックヤード(伊豆の国市墹之上683-3)にはたっぷりCO2を固定して白色に変色している各種CCU材料の分級とストックが行われている。伊豆を代表する土木遺産狩野川放水路に隣接する立地条件。ご見学はいつでも大歓迎
多くのゲストをお迎えしてます
ちょうど、見えている山の向こう側が生コン工場(ICC)という立地条件。実装されているザンコン™︎ステーションで製造されたCCU原石はこちらに持ち込まれ完走後に設置されてある各種設備で分級・貯蔵される
乾燥後分級を待つばかりのCCU原石。なお、これら原材料はいつも出口に恵まれて生コンクリートとして地域インフラに還元されています。
屋根付きで効率よく製造可能
原石も、製造された粗骨材・細骨材、または微粉末(混和材)も屋根がついていることで乾燥が促され貯蔵に適したコンディションが保全される。乾燥してパサパサのこれら全ては元々現場で余剰となって戻されたザンコン™︎が由来となっています。ちなみに、こちらの原材料置いておくだけで勝手に(DAC:Direct Air Capture)CO2と反応してしまいます。粒状物質になっていることで空気と触れる面積が広大に及ぶから
宮本のやつ運がいいからたまさか屋根付きの土地を手配できたが、仮になかったとしてもやり方はあるはずだぜっ
トロンメルでCCU粗骨材/細骨材
こちら、白石建設武南さんのご厚意でお借りしているトロンメルで粗骨材と細骨材に分級し、生コンクリートの原材料として利用が進んでいます。いわば、たったこれだけで生コン工場ならCCU材料を製造できるってこと
「コンクリートをもっと身近に」
現場で生まれていることに寄り添って「伝える」知ってもらう努力を欠かさないようにねっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。