2025/11/11
八潮市のような道路陥没を未然に防ぎつつ(空洞充填)CO2を固定・貯留することができるコンクリCLSM
CLSM(Controlled Low-Strength Material)に各種配合が登場。これからの時代 脱炭素/資源循環 をもっと前面に打ち出す。道路陥没を未然に防ぐだけなくCCUSも実現するなんて素敵なストーリーだ
各種CLSM新配合 イワモル®︎ / 残渣式流動化処理土
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本日は 脱炭素/資源循環 を実践する各種CLSMのご紹介ですぞっ
エスメント100%スラッジスラリー50%、泥水50%
フロー405
密度1.35
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こちらはCLSM(残渣式流動化処理土)をベースに、結合材を高炉スラグ微粉末100%置換、洗浄泥水に対して50%改質スラッジ(ジョイスラッジ)を適用したもの。残渣式流動化処理土とイワモルをブレンドした形
エスメント100%スラッジスラリー100%
フロー420
密度1.21
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こちらは、改質スラッジ(ジョイスラッジ)100%に結合材も100%高炉スラグ微粉末としたスーパー脱炭素CLSMはイワモル。
これからの時代CLSMも脱炭素で資源循環
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高炉スラグ微粉末は製鉄所で発生する副産物(捨てればゴミ)を再生した原材料で潜在水硬性を有しているため改質スラッジがビシビシ効きます
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泥水、あるいは改質スラッジも全て副産物。なお、高炉スラグ微粉末の性能を発揮させるためにはスラッジからもたらされるアルカリ刺激が必要
近年の人類の営みにより多くの地中空洞が現在深刻な問題となって各地方公共団体を脅かしています。脱炭素と資源循環、そして空洞充填をカバーするCLSMの活躍領域は広がっていくことでしょう
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地中の空洞充填とCCUSを兼ねる CLSM
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たとえば、CCU材(ザンコナとか)など人為的にCO2を固定させた原材料をふんだんに配合することでCLSMはCCUS(Carbon Capture Utilization and Storage)を兼ねることもできます。八潮市のような落盤事故を未然に防ぎつつCO2を貯留することができるなんて近未来的ですね
「コンクリートをもっと身近に」
バンバン行きますっ
オワッコーン‼︎
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作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。
