2025/08/13
生コン工場は残コンや解体コンクリート塊など産業副産物を地域に循環する役割を担っています

社長名鑑にも取り上げられたってことで改めて「残コン」を取り扱う設備についてご紹介。 ナマコンバレーではいつでも皆さんのご見学を歓迎しています
完全循環型生コン工場(ICC)見学
本日は改まりまして残コン処理の現場をご紹介いたしますー。。
残コン由来の骨材ストック
こちらの粗骨材は全て残コンを由来としています。このほか、回収骨材やRC40など再生骨材もストックされ生コン製造の原材料となっています
残コン処理設備(残コンst)
当日の残コンや汚水は全てこちらで処理されています
汚水も全て骨材に変換されます
こちらの設備で汚水(洗浄水や残水)は漉され残渣が得られたら残コンとブレンドされ骨材や混和材に加工されます
こちら生成直後の骨材原石
こちら、養生後分級され骨材や混和材に加工され生コン用原材料として用いられます
スラッジ改質設備
濾過され沈澱したスラッジが得られます
ここでは他社からの生コンスラッジも受け入れて改質スラッジ(練り水や結合材置換)が製造されます。
もちろんブロックの製造も行っています
もちろんブロック製品を製造して地域の建設・農林水産業者さまにお譲りしています
仕事の合間を見計らってせっせと視察に来る奴らを可愛がってやるぜっ
歓迎! ナマコンバレー(工場/コンクリート展示)
生コンポータルが運営するナマコンバレー(コンクリート展示や工場設備)ではいつでも資源循環の実践に興味のある方のご見学を受け入れています
「コンクリートをもっと身近に」
脱炭素社会や資源循環の役割を担うよっ!
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。