2025/08/15
生コンスラッジ(汚泥)を特殊加工する限定中間処理業の許可申請に挑戦します

生コンポータルでは四半世紀に及ぶ残コンに関わる知見の蓄積をいよいよ新しい業態として世界に発信する挑戦が始まります。限定中間処理業許可申請への挑戦
生コンスラッジを受け入れて練り水や結合材、CCU材として利用する
本日はいよいよ始まりました残コンをテーマとする新業態開発と限定中間処理業許可申請への挑戦をご紹介しまっす
残コンstの生コンスラッジ
残コンや生コン飛沫の付着した機械設備を洗浄した後の汚水からは生コンスラッジが得られます
こちら生コンスラッジ撹拌ピット
なお、生コンポータルの残コンstでは現在全ての生コンスラッジは重力式フィルタープレスで圧搾され減容化した上で残コンにブレンド、粒状化することで再生骨材に加工されています
他所様の生コンスラッジを有償で受け入れる
こちら生コンスラッジ改質ピットではジョイスラッジが製造される予定
改質スラッジ撹拌ピットは常時撹拌きが稼働することでジョイスラッジの品質が管理される
生コンスラッジストックヤード
生コンスラッジは液体状に加工されるから破砕する過程で生じる粉塵・騒音・振動の類は一切生じません
予備のストックヤードも準備予定。たくさんスラッジ受け入れてたくさん生コンの原材料を製造します
他人の褌(他者に何かを期待する)はもうやめだっ。 自分たちで残コンの完全循環を生み出すことにしたぜっ
改質スラッジは全て生コンに還元されます
「ジョイスラッジ」(改質されたスラッジ)は生コンの練り水や結合材、細骨材などに置換されて用いられるほか、CCU材(粒状化再生骨材や「残コナ」混和材)として販売を見込んでいます
「コンクリートをもっと身近に」
自ら実践して成果を生み出せばきっと世の中も変わっちゃうっ
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。