長岡生コンクリート

2025/10/25

ゼンブ副産物(スラッジ、RC40、回収骨材、高炉スラグ微粉末)の生コン製造が始まってます

ゼンブ副産物(スラッジ、RC40、回収骨材、高炉スラグ微粉末)の生コン製造が始まってます

(コンクリート用化学混和剤以外は)ゼンブ副産物の生コン製造が始まってます。つまり、環境負荷ゼロに限りなく近く、資源循環や脱炭素も達成している生コンは我が国で非構造物に普通に適用されるようになってます



ゼンブ副産物の生コン出荷始まりました

 残コン女の子

コンにちは、残コンさんでっす
今朝(2025/10/25)MAPEIジョルジオ博士は飛行機でイタリアに戻られましたが、主たる目的だったゼンブ副産物の生コン出荷が始まる現場のご紹介ですー。。

改質スラッジ(ジョイスラッジ)運用始まる

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各地の生コン工場にとってザンコン™︎最後の問題と言って良い生コンスラッジの改質と混和材料としての運用、あるいはスラッジ固形分率6%(あるいは3%)としてのJIS生コンへの適用検討が始まっています。こちらは、手作業で生コンスラッジを流動化処理(改質)している様子。年内には自動化を目標としています

ホッパーから直投入

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JIS規格外の生コンになるならスローガンは「毒を食らわば皿まで」ということで後添加で製造してみました。とても舞台裏の作業状況は見せられたものではありません笑

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そして、配合されている各種材料はすべて副産物ってところが特徴。こちらはとあるプロジェクトに提供するためにかなり曲芸となった生コンクリートだが、骨材は全てRC40や混合廃棄物から回収された細骨材、結合材は全て高炉スラグ微粉末、そして改質された生コンスラッジとなった。コンクリートの品質だとか性能だとかよりも「ゼンブ副産物」を優先させるのであれば、ご丁寧に整備されているL/M/Hなどの規格品ではなくどこでも手に入るRC 40とかを採用すべきでありお値段も安い

白さが資源循環と脱炭素の証拠

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ちょうど来日されていたMAPEIジョルジオ博士とは「未来の生コンだね」なんつって白い生コンを頼もしく眺めていました。というか、最近、普通の生コンよりも、こうした白い生コンを見る機会の方が多い笑

おうっ、残コン姐さんだっ
そんなわけでナマコンバレーのICCでは普通に生産されてるからテメェら見学にきやがれっ

 残コン姐さん

副産物だけで製造した生コンの出荷始まりました

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ある意味今は「ちからわざ」みたいな製造方法となっているが汗、パートナー企業らの協力を仰ぎ年内にはなるべくプロセスの最適化を完了させたい。おそらく、完成ってことは永遠になくて、アップデートをひたすら繰り返していたらいつの間にか最適化されてましたみたいなことになるんだろうけれど

コンにちは! オワコンの宮本さんですっ。 すごいねー、全部、副産物、捨てればゴミだったものだけで作っちゃうんだから
「コンクリートをもっと身近に」
そんな価値も伝えなきゃ広まらないっ
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎

 残コン姐さん

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士