生コン屋のIT戦略「パーソナライズド検索」きゃりーぱみゅぱみゅに勝つ

「ビール」→約 35,300,000 件
「きゃりーぱみゅぱみゅ」→約 604,000 件
「イエス・キリスト」→約 575,000 件
「日本」→約 984,000,000 件
「そば」→約 67,800,000 件 (1.08 秒)
上記、なんの数字かわかるだろうか?
ちなみに、「生コン」→約 486,000 件
となる。
そう、ここまで書けばお分かりの通り、Google検索した結果ヒットした件数。
つまり、世の中の情報発信の数、といってもいいだろう。
現実というやつは実に残酷だ。
・水の次に流通する、
・65年以上の歴史を持つ、
・人々の生活になくてはならない重要基礎資材、
「生コン」486,000
は、
「きゃりーぱみゅぱみゅ」604,000
に負けているのだ。
ちなみに、
「きゃりーぱみゅぱみゅ すっぴん」→約 288,000 件 (0.43 秒)
となっているため、かろうじて生コンはすっぴんのきゃりーぱみゅぱみゅに勝っているということになる。
1か月ほど前のブログに、
「1か月後に生コンの検索でZENNAMA(当時1位)を抜き去ります」
と豪語していたのが懐かしい。
「パーソナライズド検索」
という言葉を知った。
昔のぼくのイメージでは、
・より人気のあるページが検索上位に来る
と思っていたのだが、
現代ではこの「パーソナライズド検索」という機能により、
・検索する人個人に併せて検索順にが変化する
仕組みになっているため、
「1か月後に生コンの検索でZENNAMA(当時1位)を抜き去ります」
は事実上ルールに適さないことになる。
あえなく発言を撤回せねばならない。
現在の僕のブラウザにおける検索順位は依然としてZENNAMAが1位で、
長岡生コンは3位にランクインしている。
みなさんのブラウザで、自分が管理しているページなんかをたまに検索したりすることもあろうかと思うが、
実は個人ごとのブラウザによって検索結果が全く違うので注意が必要となる。
さて、きゃりーぱみゅぱみゅに負けた生コンだが、
僕は逆に「これは、あり」だと思っている。
まあ、イエス・キリストに負けるのはいいとして、きゃりーぱみゅぱみゅに負けるのは、ありではないかもしれないが、
「それだけライバルが少ない」
ということを示す事実だということだ。
ちなみに、「多部未華子」→約 430,000 件 (0.41 秒)という結果には、
世の中にどれだけ「生コン」で検索する人がいるかは判然としないが、
分母が少なければ少ないほど僕たちのページに到着する見込みが増えるということ。
パーソナライズド検索のおかげで、当初の見込みが外れた結果となった、
長岡生コンクリートのIT戦略ではあるが、
やればやるほどあらゆることがわかってくる。
そして、過去これまでの全てもそうだったように、
続けているといろいろなアクションが起き、
そして、その都度学習することがあり、
いつのまにか5年10年振り返ってみると、
多くの人とのつながりや成果(売上や新製品開発)が生まれるの現実。
まだ、3か月ほどしか経過していないIT戦略だが、
確かに分母が少なければ戦略上有利かもしれない。
ただし、
「生コン」
がきゃりーぱみゅぱみゅに負けているのはある意味なしなので、
業界全体がもっともっと情報発信を高めて、
出来るだけ多くの人に生コンの存在を理解してもらえるようにするためにも、
日々の自分の努力を怠らないこと以外に方法はない。
宮本充也