長岡生コンクリート
生コンブログ
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「自然の再生産企業」

「自然の再生産企業」

このところ地元の河川敷をランニングしています。

伊豆は本当に自然豊かで、走っていると心が洗われる想いです。

どっさりと緑がこんもりしています。

まるでサラダのようです。

キジやシカを目にすることができる。

本当にすごいところに住んでいるな、と改めて思います。

仕事上東京にいることが多いのですが、

東京から伊豆を訪れる人が多いのも頷けます。

新幹線で1時間ほどのところに、ここまで雄大な自然がある。

・富士山

・箱根連山

・天城連山

・沼津アルプスや葛城山、城山などの伊豆ジオパーク

・合間を縫って流れる一級河川狩野川

・田方平野

・駿河湾

ランニングしていると、そうした風景が目に飛び込んできます。

ごみごみした都会では感じることのない豊かさが伊豆にはある。

年を重ねれば重ねるほど大自然の偉大さを感じ、

その大自然の恵みを削ることで成り立っている生コンという職業を考え、

・山河が細ることによって洪水を招き

・大自然の地表面をコンクリートで密閉することでヒートアイランド現象を増長し

・ゲリラ豪雨ひいてはコンクリートの上であふれた水が洪水を巻き起こし

伊豆の大自然は雄大であり、

そんなことを忘れさせてくれるのですが、

現実に僕たち産業はそうした弊害を招いている。

都会の繁栄を支えるために、

地方の山河は削られ細る。

そして、少しずつ地球環境は悪化していく。

雄大な自然に対して僕たちができることは恵みをできるだけ有効に再生産すること。

生コン業というのは大自然の再加工業者。

山河を削ってできたそれぞれの資源をブレンドして好きな形の岩をつくる会社。

自分たちだけが潤えばそれでいい、なんて発想を捨てて、

地球人としての節度を持った事業運営を心がけたいものです。

伊豆にお越しの際にはぜひ豊かな自然を心行くまでお楽しみください。

弊社工場にもお気軽にお立ち寄りください。

宮本充也

「絶対になくならない商売」

生コン工場勤務の人って、イメージわきますか?

・ケーキ屋さん

・タクシードライバー

・ロボットエンジニア

・化学者

色々な職業があり、一般的にイメージってのはわくもんです。

ところで、生コン工場。

「僕、生コン屋です」

「その割に線が細いですねえ」

こんな会話はこれまで何回かありました。

きっと、生コン屋のイメージって、世間でまったく定着していない。

水の次に流通する、重要インフラ基礎資材

全国に100億立方メートルのコンクリートストックがあるといわれ、

人類の繁栄を支えている。

その担い手の生コン屋のイメージがないって、けっこう深刻なことだと思います。

今、生コン業は66年目を走っています。

その66年間、僕たちは一般を見ず、専門分野の垣根の中だけで、いそいそと生コンクリートを供給してきた

一切、一般消費者のことを考えず、おかみのほうばかりをみてきた

その結果、一般消費者からも、ありがたがられない存在となってしまった。

「絶対になくならない商売」

というブランドに甘え、

・カルテルが許され

・組合を組織し価格を統制し

・仕事が少なくなったら価格を釣り上げ

・一般社会の要請をどこ吹く風

・自分たちさえよければそれでいい

・レベルの一番低い工場に基準をあわせる

などなどの活動を続けてきました。

もちろん、それでいいなんて思っているわけではありません。

さまざまな取り組みが日夜生み出されている。

その一つが、生コンIoT(Internet of things)

Probe syasin.JPG

今、最先端の技術では、生コンの履歴がすべて管理できるようになっています。

自分の住んでいる家のコンクリートの全履歴がわかる。

後からだけではなく、工事している最中にも、スマホでその品質状況を確認できる。

WEBで公開だってできる。

今走り回っている生コンの品質をその時に目視ができる。

conkougaku.jpg

conkougaku2.jpg

(コンクリート工学に僕たちGNNの活動が紹介されました)

あれだけ街角で見かけることのできた緑の公衆電話

今、見つけるの大変です。

化石といっても過言じゃない。

僕は10年前くらいから、

「生コンも絶対になくならないとは言えない」

そう思って、それを前提に生きています。

生コンは確かに大切、みんなにとって重要

だけど、生コンが主役ではない。

生コンありきで考えていたら、世間から捨てられる。

大切なのは、何が目的で、その手段として生コン業はなにを行ったらいいのか

という視点だと思っています。

宮本充也

やんちゃな土木ネットワーク

やんちゃな土木ネットワーク

日本には星の数ほどの土木会社があります。

普通に通勤するのも、

大雨が降っても安心な暮らしを送れるのも、

電車に乗って旅行にいくのも、

万が一大災害が起きたとしても、

全国各地、人が住んでいないところすべては、

実は全国の星の数ほどある土木会社が支えている。

気づいていようとも、感謝していないとしても、

地元の土木業者は、子供のころからその土地の地形を肌で覚え、

成人し、人知れず、地域社会を支えている。

談合だとかコンクリートから人へだとかたたかれることが多いけれど、

・道路あるきません

・地震が来たら波にさらわれます

・川は雨が降ったら氾濫するのもよしとする

そんなことを思っている人がいないのが当たり前のように、

土木業者はあたりまえに存在している。

過去にはこうした土木会社は、それぞれの地域でそれぞれのニーズを支えていた。

土木のニーズは実に地域特製の高いものなので、

あまり外に出ることもなかったし、出る必要もなかった。

グローバルやITなどどこ吹く風という業態だったのは、生コンと一緒かもしれません。

そんな、星の数ほどある土木業者が、まったく異なる地域の彼らが、

ものではなく、コトを共有する、YDN→やんちゃな・土木・ネットワークという場を組織しました。

・愛知

・静岡

・福岡

・岡山

・石川

・千葉

・長野

それぞれの地域で生まれた素晴らしい技術やノウハウを、垣根を越えて共有し、

それぞれの地域が安心安全な地域になれるよう、

力を合わせています。

GNN元気な生コンネットワークがそうであったように、

この取り組みも間違いなく社会の要請にこたえ、

炎のように燃え広がるはずです。

第3回YDN勉強会in二本松

5月27日金曜日

福島県男女共生センター

中小土木が復興の終わった福島で最新鋭の技術を発表します。

これからの日本を支えるのは、99パーセント以上の企業といわれる、

僕たち中小企業です。

宮本充也

「生コン屋のIT戦略」

このところ当社の最大の関心事は、

IT

これまで50年で培ってきた僕たちの付加価値が、

どうやら広く全国一般にも通用するようだ、

というのが、昨年度最大の気づきでした。

B to B(法人向けビジネス)で、しかも工事が伴うようなビジネス

だけど、やはり物事の流れの最初は

情報

がある。

砂漠では、

「向こうに池があるらしいよ」

という情報をもとに、人々は行動する

「向こうに行列ができているらしいぞ」

「××業界は今バブルらしいぞ」

「○○は今なら3割引き」

こうした情報が人々の行動を促し、

モノやコトがそのあとを追いかけ、

結果お金がそのあとを流れていく

すべての最初には情報があります。

15年前にまさか僕が海外の企業と仕事するなんて全く想像していなかったように、

まさか、ITを仕事で論じることになろうとは、

本当に世の中何が起きるか全くわからない。

このところアナリティクスというやつを駆使したりして、

訪問者数やら人気の記事やらなにやらを分析したりなどしています。

コンバージョン率

という言葉があって、仮想空間であるWEBにアクセスした人が、

実際にどれだけ具体的リアルな行動(資料請求や電話)を起こしたか、

を図る指標です。

現在のNRのWEB分析はざっと下記の通り(月間)

・PV(ページビュー)数 5,050

・ユニークユーザ 2,800

・コンバージョン率 0.2% (コンバージョン数/ユニークユーザ数)

一般的には、コンバージョン率は4%だというそうなので、

まだまだ20倍の伸びしろがある、ということ。

僕たちはこれまで主に地域社会(伊豆地方)において、

主に顧客との接点の中でまたはコミュニケーションの中で、

自分たちの存在価値を磨き高め、

もって、地域社会のお客様に主に支持をいただき、

これまでやってきました。

もちろん、それをベースに、ですが。

これからは、その付加価値を、

日本全国はもちろん、全世界に向けて発信し、

そのコミュニケーションの精度をより高めて、

きちんとお客様(社会全体)に届くように工夫し、

その結果付加価値や存在価値がさらに磨かれ、

もって、世の中全体をよくするために貢献できるんだな、

そう思うと、胸の高鳴りが止まらない。

僕たちの培ってきたものには、自負があります。

けれど、その価値も伝えなければ伝わらないし、

伝わっても理解されなければ、存在しないのと一緒。

意味がない。

しばらく道なき道をひたすら走ってみて、たくさんぶつかったり傷ついたりすると思いますが、

まだ見ぬ素晴らしいお客様のご指導ご鞭撻をもって、

めげずに走っていきたいと思っています。

宮本充也mitsuyakao.jpg

「生コンまみれ15周年」おかげさまで15年

「生コンまみれ15周年」おかげさまで15年

私事ですが、15年前の本日、2001年4月2日

雨だったと記憶しています

あほ大学生だった僕は、

・土曜日が休みじゃないこと

・運転手さんがごついこと

・設備や事務所やなにもかもがぼろいこと

・伝票や帳票の類が全部手書きであること

・債務超過であること

等に愕然とした、そんな記憶があります。

15年前の本日、きらきら学生生活をエンジョイしていた僕は、

現実の厳しさに叩きのめされたことを覚えています。

はっきりいって、その当時の僕は、

「ITに行きたい」

と、そう思っていました。

同期のみんなは、僕の境遇からみると、

なんとなくきらきらしている大企業に就職していき、

なんとなくキラキラ楽しんでいるように見えただけに、

田舎のぼろぼろの会社に身を置く自分に深いコンプレックスを感じていて、

「こんな会社で僕は永遠に働かないとならないのか」

と失意の底にいたことを覚えています。

動機づけには基本的に2つしかないと思っています。

・恐怖 このまま何もしてないとあんた死ぬよ

・夢 向こう側にみえる光に全力で走ろうよ!なにか素敵なことが起きるかもよ!!

の2つです。

当時の僕は、恐怖しかなかった。

「あと5年でこの会社つぶれて僕は借金を背負って首をつらなくてはならないのかもしれない」

知識もなかったので、そんな風に悲観していました。

どちらの動機づけも、僕は大切だと思っています。

5年間くらい恐怖のどん底で仕事をしていました。

パフォーマンスは今思ってもとても高かったと思います。

学生小僧がなんとか悲惨な状況を打開していたわけですから。

やっぱり、死ぬ気でやっているときの気迫たるやすごい。

命かけている人間のパフォーマンスは高い。

そして、15年の節目を今日迎えています。

たくさんの夢を生コンを通して見ています。

もちろん、恐怖がないわけではありません。

むしろ、より大きな恐怖を感じてもいます。

ただ、15年間命かけて生コンやってきてわかるのは、

生コンは命を懸けるだけの価値がある職業であるということ。

「IT行きたい」

粒ほども、1㎜も考えてません。

生コンに命かけます。

今、テーマを変えたら、すごろくで0に戻るようなもん

一緒に夢をかなえてきた会社の仲間や、

仕事・取引先・友人すべての人たちとの蓄積を、

さらに実りあるものにするために

命かけて生コンエンジョイしますので、

今後とも関係各位に置かれましては、

ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

宮本充也

長岡生コンクリート
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