2020/04/20
「エクステリア新興勢力やWEBツールが拓く新市場」(週刊生コン 2020/04/20)

2019年に始まったネット小売をはじめとしたエクステリア新興勢力との連携が活発かしている。さらに、ZOOM、Youtube、Instagramなどエクステリアの歴史にはなかった現代のWEBツールが新市場を拓いている。先週1週間のトピックス(週刊生コン 2020/04/20)。
エクスショップ案件「1週間に3現場!」
⚫︎ 【神奈川】「おしゃれ物置を建てたいので平らにしたい」「将来的には駐車場にしたい」迅速施工・エクスショップ
⚫︎ 【神奈川】「透水性コンクリート(応用)ができるから、生コン(基礎)もちゃんとできる」物置基礎・エクスショップ
⚫︎ 【埼玉】「水勾配があると自転車が転んでしまう」バリアフリー・ノンスリップ・エクスショップ
昨年12月より協業しているエクステリア資材ネット販売日本1エクスショップの案件が続伸している。
10年前誰がインターネットで「生コンが飛ぶように売れる」時代を想像していただろうか。
⚫︎参考記事: 「生コン70周年、ネット小売、DIY、WEB流入の爆増」365日欠かさず3本ブログを書いて4年と1ヶ月目に起きたこと(その4)
月間PVが記念すべき10万を突破したその1週間。
ネット小売「エクスショップ」を始め、エクステリア新興勢力やWEBツールが新市場を拓く音が聞こえた。
「居酒屋のように駐車場は《とりあえず、土間コンで》が通例」エクステリア界のコペルニクス【庭ファン】
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1105.html
なんとYoutubeリリースからたった5日で3万1千回も視聴されている(https://youtu.be/QfILL2gM5tY)。
どうやら毎日ブログとYoutubeを欠かさず更新している。
多くの人たちが「インターネットで」庭づくりを調査する時に参考にしている【庭ファン】というインターネットサービス(https://springbd.net/)。
そこで、《とりあえず、土間コンで》という業界の常識を覆す新しい土間コンクリートとして透水性コンクリートが紹介された。
僕が入職した20年前から今に至るまで「建設といえば電話かFAX」の建設業界。
その中にあって果敢にもインターネットを通じて情報発信をする中には「お会いしたこともない」人たちとの連携。
今、想像できなかったことが起きているようだ。
Instagramで続々紹介!エゴサーチシリーズ
⚫︎ 「ドライテックはおしゃれアイテムだ」Instagram紹介事例 #2
⚫︎ 「ドライテック 優れものです 水を通すので勾配もいらない 水たまりもできない クラックも無し」Instagram紹介事例 #3
⚫︎ 「コンクリート対応ラッカーで塗装」選べる土間コンクリート(Instagram紹介事例 #4)
担い手の僕たちでさえ知らなかったInstagramで続々と紹介されているドライテック。
苦節15年のドライテックはまさかここまで社会一般の評価を得ていたとは。
一滴一滴は小さいけれど、毎日毎日欠かさず15年も継続した水滴はついに既存産業構造という分厚くて硬い岩盤を穿とうとしている。
こうしたインターネット新興勢力やWEBツールとの活動は知らぬ間に大きなうねりを作り出していたようだ。
「WEBセミナーってどんなことやってるの?」動画案内
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/web_20200414.html
DX(デジタルトランスフォーメーション)
テクノロジーの前提が変化した現代。
真摯な事業活動は自然と当今必要とされている形に変化していくもののようだ。
WEBセミナーで透水性コンクリートの採用を決める時代になるとは誰も想像しなかった。
日々開催されているWEBセミナーでは多くのプロ施工者が「最近話題のドライテックの説明を聞いてみたい」と参加するようになった。
エクステリア新興勢力やWEBツールが新しい市場を拓こうとしている。
今41歳の僕が生まれた時にはなかったツール、IT。
ちょうど大学生くらいの時だったろうか。
猫も杓子もインターネットを利用し始めた。
いつの時代も新しい未知なるものに対しての反応は決まっている。
当時拒絶する人もいれば積極的に取り組む人たちもいた。
そして、建設・生コンにとってのIT。
今も「生コンにITは関係ない」とタカを括っていられるだろうか。
新型コロナウイルスはもちろん言うまでもなく危機だ。
ただ、同時に言えることは人類は危機のたびに進化成長してきた。
未曾有のリスクに緊急事態宣言が発せられ外出自粛要請が全国に及んだ先週1週間。
そんな中でもジタバタ時代の変化に適合しようとしている多くの人たちにはどのように今の危機は映っているだろうか。
リスクとチャンスは紙一重。
俯いて嘆いてばかりいるのではなく、今自分たちができることを見つめ直して全力でジタバタしよう。
もしかしたら困難の現在は飛躍の為の大切なプロセスなのかもしれない。
宮本充也